こんにちは、Nocchi(のっち)です。
「X Summit STHLM 2023」の開催も決まり、大人気のX100Vの後継機の登場も期待される声が多く挙がっているようです。
色んな意味でカメラ市場を賑わしてきたX100Vですから、当然後継機についても注目されるのは納得です。今回はそんなX100Vの後継機について考えていこうと思います。
X100Vの後継機について考える
X100シリーズといえばクラシカルで可愛らしい見た目、コンパクトとハイスペックの両立で多くのカメラ好きから支持を得ているシリーズです。
特にその中でもX100Vの人気が爆発しており、発売されて3年経った今でも手に入りにくく、価格が高騰しているカメラとなっています。そのためX100Vの後継機にも多くの注目が集まっているというわけです。
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いつ発売されるのか
まず最初に気になるのがいつ発売されるのかということでしょうか。
これを考えるためにもこれまでのX100シリーズの発売時期をチェックしてみましょう。
X100S:2013年2月23日
X100T:2014年11月20日
X100F:2017年2月23日
X100V:2020年2月27日
発売スパンを見てみると短くて1年9カ月で長くて3年となっています。
既にX100Vの発売から3年以上経過しているため、後継機が出れば最長記録ということになります。そのため「X Summit STHLM 2023」で発表されても何らおかしくなく、それでも遅いくらいです。
しかしX-T5やX-S20がまだまだ品薄状態が続いているのに新たなXシリーズのカメラを投入するのかという疑問もあります。
そんなに焦って投入しなくても今のX100Vの注目度を鑑みても2024年中の発売でも十分に売れると考えられます。個人的には2023年内の発売はなく、来年中に発売と考えています。
ネーミングは…
地味に気になるのがネーミングです。
初代は100V、2代目はSecondを表すX100S、3代目はThirdの100T、4代目はFourthのX100Fと数字のアルファベットが割り当てられていました。
しかし5代目はX100Vとなりました。5番目を表すFifthがX100Fと被ってしまうため、ローマ数字で5を表すVが割り当てられました。
次登場するのは6代目となります。
これまでのアルファベットの法則だとSixthのためX100Sと被ってしまうため、避けられるでしょう。ローマ数字だと6はVIと表記します。素直に考えると「X100VI(ブイアイ)」となりますが、語呂的にはかなり悪いですね。さらにX100Vのマイナーバージョンアップ版と捉えられそうで、大きな変更点があっても伝わりにくくなってしまう懸念もあります。
他に6を表す言い方とすれば…フランス語だとSix、ドイツ語だとSechs、イタリア語だとSeiとどれも頭文字がSとなってしまいます。ギリシャ数字だとHexaのため、他と被らず「X100H」とできそうです。
とはいえ7はHeptaであるため、またHとなってしまいます。アルファベットもSeventhなので積む未来が見えてしまいます。
たかが名前ですが、マーケティング的にはかなり重要な要素なので富士フイルム様も頭を悩ましているのではないでしょうか。もしかするとX100シリーズはX100Vで打ち止めで、新たなシリーズとしてリニューアルされるってこともあるかもしれません。
どんなカメラになるのか
それではX100Vの後継機はどんなカメラになるのでしょうか。
X-Trans CMOS 5 HRかX-Trans CMOS 5 HSかそれとも…
この分岐によってどんな人にX100Vの後継機を使ってほしいのか決まると言っても過言ではありません。
X-Trans CMOS 5 HRは4020万画素となる高画素化、大幅に改善された画像処理のアルゴリズムの搭載、解像度の向上、常用感度ISO125が実現されました。これはX-H2とX-T5に搭載されています。
X-Trans CMOS 5 HSは2616万画素となっており、光学ローパスフィルターなしでモアレや偽色を抑制されています。そのため高速連写やAF合焦率が向上しています。動画性能も大きく向上しているためX-H2Sに採用されています。
普通に考えればX100Vの後継機が出る以上はどちらかの第五世代センサーが詰まれることが考えら、スナップ機の代表機でもあるX100シリーズのため採用するとしたらX-Trans CMOS 5 HRであることが考えられます。
しかし、最近発売されたばかりのX-S20では第五世代センサーのどちらでもなく、第四世代センサーの X-Trans CMOS 4が採用されました。この選択がX100Vの後継機にも採用される可能性も十分にありそうです。なぜなら小気味よく撮ることがスナップですから、データサイズが大きくなる高画素化は特徴とマッチしていないためです。
高画素化によるカリッカリな写真を撮ることや、広めに撮ってクロップできてしまう便利すぎるスペックがX100シリーズに本当に必要なのかは市場分析次第でしょうね。
他に気になること
X100Vの時点でかなり完成されているカメラなので他に気になる機能や性能はほとんどありません。
よく注目されがちな手ブレ補正にしても、個人的にはあまりコンパクトと思っていないX100Vが大きくなるようなことはないと思うので採用はないと考えています。大容量バッテリーである「NP-W235」の採用も同じ理由でおそらくないでしょう。
後は背面液晶ですか。バリアングル液晶とするか、X-T5のような3軸チルト液晶とするか、それとも現行踏襲の2軸チルトの三択となるでしょう。SNSに写真や動画を投稿することが当たりまえのこの世の中ですから、縦構図の写真や動画が益々増えていくため3軸チルト、またはバリアングル液晶が搭載されることがニーズにマッチしています。とはいえ、X100シリーズで自分撮りをしたい方は少数と考えますのでバリアングル液晶が搭載されることは考えにくい、そうなると3軸チルト液晶が採用される気もします。
そして価格ですね。X100Vの価格は約18万円でした。このご時世安くなることと現状維持はまずないでしょう。
X-S10の発売価格が約12万円であったのに対し、X-S20が約20万円というまさかの大幅値上げという事態も起こる世の中ですから、25万円以内であったら御の字でしょう。
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最後に
今回はX100Vの後継機について考えてみました。
X-H2S、X-H2、X-T5、X-S20と第五世代のカメラが揃ってきている中で次はどんなカメラとなって登場するのか今から楽しみですね。
また情報が出次第記事にしてお届けしようと思います。