こんにちは、Nocchi(のっち)です。
いよいよ夏本番。青空に映える入道雲を綺麗に写真に収めたいという方も多いことでしょう。
しかし、空を撮ると写真では白くなってしまい、綺麗な青空に写らないとい困ったことはないでしょうか。今回は空が白くなる原因と青空を綺麗に撮る方法について紹介していきます。
空が白くなる…
せっかくの快晴なのにいざ写真を撮ってみると綺麗な青いはずの空が白く写ることがあります。これは所謂白飛びという現象によるものです。
空が白く写る原因
ではなぜ空が白く写ってしまうのか、なぜ白飛びしてしまうのかについて
適正露出でない
白飛びしてしまう原因は色んな要素があるのですが、一言で言うと適正露出ではないということに尽きます。
写真の露出、明るさはF値、シャッタースピード、ISOの3つの要素で決まります。この設定をミスっていると露出オーバーとなってしまい、白飛びを起こしていまいます。
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オートフォーカスの位置が暗い箇所になっている
これもある種、適正露出ではないということにもなるのですが、AF(オートフォーカス)を使って撮影している際に暗い部分にフォーカスをあてると明るい部分が白飛びしてしまうことがあります。
カメラはAF(オートフォーカス)によってフォーカスされている箇所に露出を合わせて全体の露出が決まります。
下の写真で言えば「LE LABO」という文字に対してフォーカスが当たっていますが、この文字の部分は日陰となっているため背景の東京タワーや空に比べて暗い箇所となっています。カメラはこの暗い無事の部分を適正露出にして撮影しようとするため、ここよりも明るい部分は露出オーバーしてしまいます。
青空を綺麗に撮る方法とコツ
それではどのように白飛びを防ぎ、綺麗な青空の写真を撮ることができるのか紹介していきます。
適正露出にする
まずは適性露出に撮影することが最も簡単でしょう。
空などの最も明るい部分が綺麗に写るように、明るい部分を適正露出にして撮影することを心がけます。
プログラムオートや絞り優先モード、シャッタースピード優先モードなどの何かしらオートにして撮影している方は露出補正機能を使いましょう。
露出補正は、写真の明るさを簡単に補正することができる機能で、明るさが物足りないときに少し明るくしたり、少し明るいときに暗めに調整して撮影することができます。この露出補正を-1あるいは-2にして空が適正露出にして撮影すると白飛びせず青空のまま撮影することができます。
オートの撮影は使わずフルマニュアルで撮影しているという方はシャッタースピードを速くする、ISO感度を下げる、F値を下げるなどして空が適正露出になるよう調整して撮影しましょう。
後で編集の話もしますが、実は暗い部分の黒つぶれよりも、明るい部分の白飛びのほうが補正することが難しいため、明るい箇所に露出を合わせておくことは後で回復出来るという意味でも日頃から意識しておくといいかもしれません。
NDフィルターやPLフィルターを使う
NDフィルターをレンズに装着して使うことで、レンズから入る光の量を減らせることができます。これにより露出補正や細かい露出補正のことは気にしなくても暗めに撮ることができるため白飛びが発生しにくくなります。
他にも風景写真やスナップではスローシャッターを用いて撮影することがありますが、スローシャッターにすると露出が上がってしまい白飛びのリスクも発生します。NDフィルターを使うとそれも防ぐことができ、適正露出でスローシャッターを使うことができます。
PLフィルターは、被写体のもとの色を引き出し鮮やかな印象の仕上がりにすることができます。
これを使うことにより青空が濃くなり、雲とのコントラストも強く写るため肉眼で見たような綺麗な青空を収めることが可能になります。
空を簡単に青にする編集方法
撮影方法によっても空を綺麗に青空に撮る方法もありますが、撮影方法だけでは限界もあります。
以下の記事では編集することによって空を簡単に青空に変化させる方法を紹介しています。編集の勉強もしたいという方はぜひこちらの記事もチェックしてみてください。
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