こんにちは、Nocchi(のっち)です。
30度越えの熱さにカメラがついていけず動かなくなってしまいました。こんなことでカメラが動かなくなってしまっては、一瞬しかないシャッターチャンスも逃してしまいます。
いよいよ夏本番、シャッターチャンスを逃さないように熱対策をしっかりとして万全な状態で撮影に臨みましょう。
カメラは熱くなると動かなくなる
まずカメラ自体が熱くなりすぎるとシャッターを切れなくなったり、カメラの電源が落ちてしまうということが起きます。これを熱暴走、オーバーヒートと呼びます。
炎天下によりカメラの温度が上がってしまうことや、動画撮影を長時間続けたことが原因でカメラが熱くなってしまうことが原因となります。
カメラが使えなくなる分にはまだマシですが、センサーノイズが発生することで画質が劣化したり、写真の記録中に熱暴走してしまうと保存が出来ないだけでなく、故障にも繋がる恐れもあります。
カメラが熱くなる原因
夏は気温が高い分、カメラも熱くなってしまいますが、それ以外にも熱くなる原因があります。
まずは負荷の高い撮影による発熱です。4K動画の撮影や、高速シャッターによる連続撮影などなどカメラのイメージセンサーへの負荷が大きい撮影を繰り返すと、カメラ内部から発熱していきます。
後はスマートフォンや他の電化製品同様にバッテリーも発熱する可能性があります。
カメラの熱対策3選
最近のカメラはどんどん性能が上がっているだけでなく、小型化も進んでいます。
小さいパーツが激しい負荷に耐える分、どうしても発熱もしやすく、熱がこもりやすくなっています。
カメラを日光から避けて撮影
まずは直射日光を避けることを心掛けるだけで発熱をかなり避けることができます。カメラは基本的に黒いですし、黒は日光を吸収しやすく暑くなりやすいです。
直射日光を避ける方法は簡単かついろんな方法があります。夏は室内撮影のみにするというのも一つですし、日陰でしか使わないというのも一つです。
このようなコンパクトな折り畳み傘を持ち歩いて、差しながら撮影するという方法もあります。
三脚撮影が多いという方はこのようにカメラに取り付けることができるホットシュー傘というアイテムもあります。日傘としてだけでなく、雨や雪からもカメラを守ることができるので一つ持っておくと便利かもしれません。
後はカメラに光を吸収させにくくするために、白いタオルやハンカチを被せるという手段もあります。白色は黒色と逆で日光を反射させる効果があるため、光を吸収しやすい色です。
日陰もなく、日傘も差したくない、させないという状況であれば白いタオルやハンカチを被せて撮影するというのが最も簡単で、お手軽です。
背面モニターを離して使う
背面の液晶モニターがバリアングル液晶やチルト液晶などカメラ本体から離すことができる機構であれば離して使いましょう。
背面モニターをカメラ本体から少しでも話しておくと、浮いた箇所から排熱され、熱がこもりにくくなります。
冷却用のファンを使う
富士フイルムのX-H2S、X-H2、X-S20では冷却ファンのFAN-001を使用することで長時間撮影や高温環境下での撮影をサポートしてくれます。
このようにカメラの冷却用のファンを使うことで熱による動作停止の不安なく動画撮影が可能になります。
カメラを強引に冷やすのはNG
カメラが熱くなってきたからと言って、濡らしたり、ドライアイスを当てて直接冷やすのは絶対にやめましょう。
熱いものを急激に冷やすと結露してしまう恐れがあります。最悪の場合、カメラやレンズがカビてしまい二度と使えなくなるというリスクもあります。強引に冷やすのは決してせず、日光から避けてカメラが避けるのを待ちましょう。
熱くなってから冷やすのではなく、カメラが熱くなりにくくする対策を行いましょう。