こんにちは、Nocchi(のっち)です。
実は今とある理由があってFUJIFILMのX100Vを使っています。
そこそこサイズのある単焦点のコンデジということもあり一見、一般受けしなさそうなカメラですが、それが今謎に人気を博し、中々手に入らないというくらい価格も高騰しています。
今回はX100Vがなぜこんな人気になり高騰してしまったのか理由を考えていきます。
X100Vを知る
X100Vに人気が付く前にも実は一時使っていたのですが、いいカメラだなと感じる一方でメインはおろかサブも担うことはなさそうと感じたのが当時の感想です。
現在再び使ってもその感想は特に変わらず。このへんの使用感は後日詳しく書きます。
ということで巷で言われているX100Vのポジティブの使用感を記していきます。
見た目の良さ
まず一つは見た目。OVFとEVFを自在に切り替えて撮影ができる「ハイブリッドビューファインダー」を搭載していることからもフィルムカメラを彷彿とさせるクラシカルな見た目がかわいいという声をよく聞きます。
確かにスマホで何でもこなせるこのご時世の中で、あえてそこに+カメラを持つという選択をするのにはお洒落さを伴った見た目のよいカメラを選ぶのは必然なのかもしれませんね。
ハイブリッドビューファインダー以外にも天面がフラットになったことでLeica Mのような見た目、パンケーキレンズ並みの薄さにとどまっているレンズ。この辺の見た目もかなり大きい要因となっているようです。
充実のフィルムシミュレーション
気軽に使えるカメラに搭載されたクラシックネガを含む全17種類のフィルムシミュレーション。これがX100Vを購入する理由として特に多く見かけます。
僕自身はナチュラルな色味が好みで、作りこまれたフィルムシミュレーションに対して強い思いがあるわけではないので、そこまで注目していないのですが、どうやらフィルムシミュレーションへの思いが強い方がかなり多くいることが分かりました。
こんにちは、Nocchi(のっち)です。富士フイルムのカメラを購入する理由にもなるくらい人気のフィルムシミュレーション。富士フイルムの色が綺麗と言われる所以の一つでもあり、簡単に色味やコントラストを切り替えられる便利な機能でもありま[…]
その中でもクラシックネガはスナップシューターに愛用されてきたネガフィルム「SUPERIA」をベースとして作られた特に人気のフィルムシミュレーションとなっています。メリハリのある明暗の諧調感と、彩度を抑えつつも明部と暗部の色味を変えることで深みを増した色でハイコントラストで立体的な表現が得ることができるとされています。
一部では使い捨てフィルムカメラである「写ルンです」のフィルムを再現したという声も聞こえます。写ルンですやフィルム調の写りが流行っている時代にもマッチしているカメラともいえそうです。
コンパクトと性能の両立
X100Vを語る上で毎度のこと挙げられるそのコンパクトさ。
個人的にはコンパクトであるというのには疑問を持っていますが、レンズの出っ張りが少ない分持ち運びしやすいことや、APS-Cの割には小さいという声をよく聞きます。
ハイブリッドビューファインダーを搭載している以上はコンパクトさのみを追求していないのは明白で、実際に持ってみても軽量コンパクトではないよねというのが正直なところ。
とはいえ、APS-Cでありながらのサイズ感、重量のバランスという観点では合格点というのが世間の評価みたいです。
X100Vの高騰
X100Vが登場した2020年2月当時の価格は約160,000円
それが現在では新品で270,000円前後、中古であっても250,000円を切れば安い方という価格設定になっています。
ちなみに富士フイルム公式では既にX100Vの受注停止をしており、現在も公式からは購入できない状態が続いています。
Xシリーズのカメララインナップには残っているため、今後販売を再開する可能性は無くはないという状況ですが、あまり期待もできません。
富士フイルムからX100Vの供給についてのアナウンスがされたのが2022年11月17日
発売から2年半以上も経過したタイミングでコンデジが供給不足になったことから、すぐにモデルチェンジがされるのではと噂されれましたが、今のところそのような話は出ていないようです。
高騰の理由
X100Vの価格が高騰した理由は前述したように、そもそものカメラとしての人気度。そこに各種SNSでバズったこととアニメのキャラクターが使用していたことで新品の購入が進んだようです。
そこからは新品購入額よりも中古買取額の方が高いという状況が発生し、そこからはカメラに興味のある人もない人も参戦しにきたようです。
他にも半導体不足や円安、物価上昇などの他の要因ももちろん関係あるでしょうが、基本的にはこの流れで一気にプレミアム化した模様です。
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こんにちは、Nocchi(のっち)です。僕はレンズを購入するにあたり、似たようなレンズがあると、比較してから購入を決意することが多いです。とはいえ、全てのレンズを実際に買って使ってみるのはハードルが高い...そんなときによく使うサー[…]
最後に
ここまでX100Vが人気となり、高騰した理由をつらつら書いてきましたが一つ疑問が残っています。
それは購入はできないのにレンタルはあっさり出来たということ。通常、人気の機材だとレンタルの際に順番待ちをするのですがX100Vは即レンタルすることができました。
これは一体どういうことなのでしょうか。X100Vは使うカメラではなくインテリアとしてのカメラなのか、それともただ人気だからという理由で人気が加速したのか、真相は定かではありませんが、謎は深まるばかりです…。