こんにちは、Nocchi(のっち)です。
FUJIFILMのフィルムシミュレーションの中の一つにPRO Neg.Stdというものがあります。
以前に似たような名前のPRO Neg.Hiについて紹介しましたが、これとはまた一味違った色味となりますので、作例を交えて詳しく解説していきますね。
PRO Neg.Stdとは
PRO Neg.Stdはプロ用ネガフィルムである「PRO160NS」をベースに作られており、諧調と肌色の柔らかさが特徴で、作りこまれたライティングでのポートレート撮影に適しているとされています。
諧調がニュートラルになっているため、撮影後に画像加工を行う際にも最適なフィルムシミュレーションともなっています。
つまりはこのフィルムシミュレーションを使うだけでは写真が作品とならず、ライティングやレタッチでメリハリを作ることが前提とされている異質なフィルムシミュレーションでもあります。
PRO Neg.Stdの作例
最初の説明にも書いたとおり、諧調がニュートラルなため所謂眠たい印象を受けます。
試しに明暗差を強調したレタッチしてみました。曇天という光の条件が良くない中でもすんなりレタッチできました。
やはりレタッチ前提であるフィルムシミュレーションであるというのは間違いなさそうです。レタッチが面倒という人はカメラ内でフィルムシミュレーションのカスタムをしてみるといい感じに使えると思います。
PRO Neg.Stdについてあえて言語化するのであれば、低彩度、低コントラスト。白飛びや黒つぶれが発生しにくいという意味では失敗しないというのも大きな特徴です。
一番近いフィルムシミュレーションでいえば、PROVIA/スタンダードでしょうか。ニュートラルという面でいえば近いですが、鮮やかさがまるで違いますが。
彩度が高くなりがちな赤もかなり控えめ。そういった意味でもやはり失敗しないフィルムシミュレーションという位置づけが最も適している気がしますね。
カメラを購入前に使ってみたいという方にはレンタルがおすすめ
気になるカメラはあるけどいきなり大金を払って購入するのは気が引けるという方にはカメラレンタルサービスがおすすめです。
その中で特におすすめなのが「GooPass」というサービスです。「GooPass」は一生分の機材を”今”手に入れるをコンセプトに自分の好みに入れ替えて組み合わせられる月額制カメラ機材の入れ替え放題サービスです。
購入のハードルが高いという方は「GooPass」を使って気になるカメラをたくさん使いましょう。
こんにちは、Nocchi(のっち)です。僕はレンズを購入するにあたり、似たようなレンズがあると、比較してから購入を決意することが多いです。とはいえ、全てのレンズを実際に買って使ってみるのはハードルが高い...そんなときによく使うサー[…]
最後に
今回は「PRO Neg.Std」というフィルムシミュレーションについて紹介してみました。
他のフィルムシミュレーションについても紹介しているので、ぜひ他の記事も読んでみてください。
こんにちは、Nocchi(のっち)です。これまで長い間一部のGFXでしか使用が許されていなかったノスタルジックネガですが、最近ではX-H2S、X-H2、X-T5と徐々にXシリーズでも使用することができるようになってきました。僕自身は[…]
こんにちは、Nocchi(のっち)です。FUJIFILMのフィルムシミュレーションの中でも特に人気なのがクラシックネガX-T4やX100V、X-E4で搭載され特にスナップ撮影において多く用いられています。まるでフィルムカメラで撮って[…]
こんにちは、Nocchi(のっち)です。FUJIFILMのフィルムシミュレーションにはETERNA ブリーチバイパスというものがあります。ブリーチバイパスといえば、古くから多くの写真家に支持されてきた銀残しのことを指します。ETER[…]
こんにちは、Nocchi(のっち)です。FUJIFILMのフィルムシミュレーションの中の一つにクラシッククロームというものがあります。クラシッククロームは2014年に登場して以来、長い間人気を集めていますが、他のフィルムシミュレーシ[…]
こんにちは、Nocchi(のっち)です。FUJIFILMのフィルムシミュレーションの中の一つにPRO Neg. Hi(プロネガ ハイ)というものがあります。フィルムシミュレーションといえばクラシックネガやクラシッククロームが人気で多[…]