手ブレ補正のシャッタースピードで表す「段」とは どのくらい効くのかについて

こんにちは、Nocchi(のっち)です。

カメラやレンズに備わっている手ブレ補正機能

この手ブレ補正の効き目を「3段分」や「5段分」といった〇段分という表現をします。しかし、この〇段分と言った表現はどのくらい効くのかというのは初見では分かりにくいです。

今回は手ブレ補正の効き目について解説していきます。

 

 

手ブレ補正

手ブレ補正は写真を撮る際に発生してしまう手ブレを防ぐために、カメラやレンズに組み込まれた光軸を補正する機構です。

僕が愛用しているFUJIFILM X-T5というカメラでは最大7.0段分の手ブレ補正が搭載されています。この数値が大きければ大きいほど効果は大きそうなのはなんとなくわかりますが、この7.0段分とはいったいどの程度の効力なのでしょうか。

 

 

そもそも段とは

 

仮に撮影する際のシャッタースピードを1/4秒と設定したとします。これよりシャッタースピードを上げようとすると以下の表に1/4秒→1/8秒→1/15秒→1/30秒となっていきます。

このシャッタースピード段階のことを〇段と表現します。

1/4秒1/8秒1/15秒1/30秒1/60秒1/125秒1/250秒1/500秒
基準1段2段3段4段5段6段7段

 

 

シャッタースピードの〇段分

つまり7.0段分の手ブレ補正が備わっていたとしたら、1/500秒で手ブレなく撮れるものは1/4秒で撮っても手ブレなく撮れるという意味になります。

僕の使っている感覚ではカタログ等に書かれている補正値よりも-2段くらいで使うと手ブレは完全に防げるイメージがあります。7.0段分と言われても実質的には5.0段分と認識しておくと手ブレはほとんど気にならなくなります。

これはあくまで手ブレなのでカメラを持ってシャッターボタンを押して発生するブレに対する補正であって、被写体ブレに対する補正ではないのでご注意を。

 

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