こんにちは、Nocchi(のっち)です。
夜の街を綺麗に撮影したいがためにカメラを購入したという方も少なくないと思います。しかし少し暗くなるとカメラの設定値や視点、タイミングを日中よりもさらに気を付けなければ中々上手に撮ることができません。
そこで今回は夜の街でスナップ写真を撮るコツやテクニックについて解説していこうと思います。
夜のスナップ写真の撮り方
夜のスナップを上手に撮るためのコツを紹介していきます。
全て抑えておきたいポイントですが、一枚撮影するごとに全てを意識するのではなく引き出ししまっておいて、被写体やシチュエーションに合わせて各手法を使うというのが頭も混乱せずいいかもしれません。
ちなみにスナップなので三脚は使わず手持ちでの撮影を前提とした手法を紹介していきます。
明るいレンズを使う
まず大前提として明るいレンズを使うことをおすすめします。
明るいレンズとは、一般的に絞りを表すF値が小さいレンズのことを言います。F値を小さくすることで明るく撮れるようになり、その分シャッタースピードを確保することができ手ブレや被写体ブレを避けることができます。
ブレだけではなく、ISOを感度を低く設定することもできるため暗所で撮影した写真にもかかわらずノイズが乗らず綺麗な写真を撮影することができます。
明るいレンズはF値がどのくらいのレンズのことを指すか定義されているわけではありませんが、最低でもF1.8のレンズが欲しいところです。
それよりも明るいF1.2やF1.4なら夜の撮影にはもってこいです。ここまで明るいレンズを使うとなるとズームレンズでは厳しく、単焦点レンズを使うことになります。
こんにちは、Nocchi(のっち)です。最初にカメラを買ったとき、カメラのボディと標準レンズをレンズセットとして一緒に買った方が多いのでないかと思います。「次のレンズ買ってみよう」と思ったときに、選択肢に出てくるのが「単焦点レンズ」[…]
単焦点レンズを使うことで明るく撮れるだけではなく、撮影機材が軽くなったり、ズームレンズに比べて描写が綺麗です。さらに各レンズメーカーから撒き餌レンズという比較的安い単焦点レンズが用意されているのでまずはここから使い始めるのもいいかもしれません。
以下の記事では僕が愛用している富士フイルムの撒き餌レンズを紹介しているのでぜひ参考にしてみてください。
こんにちは、Noccchi(のっち)です。日頃カメラに合ったレンズを紹介しているわけですが、記事を書いていて改めて思うのはやはりレンズは高い。少しでも安く手に入れたいと思う方も多いと思いますが、そんなときにおすすめなのが撒き餌レンズです[…]
光源に注目する
昼の撮影では目の前に広がる美しい光景を撮ればそれとなく綺麗に撮ることができますが、夜の場合はそうもいきません。
太陽が出ているわけではないので基本的には街灯やビル、イルミネーションなどの街にある光源を頼りに撮影していくことになります。どこからどのように光が発生して、どこを照らしているのかを観察して撮影することでしっかりと光を確保しながら撮影することができます。
この写真のように一見暗い場所でも建物内のこぼれる光によって目の前にあるものが桜とはっきりわかります。
こんな風に夜スナップを撮るにあたり光がどこから発生しているか注目するのは基本となります。
シルエットを狙う
光を追うことが習慣づいてきたら次はシルエット写真に挑んでみましょう。
シルエットは被写体より奥側が明るく、被写体の手前が暗いと発生しやすいです。
この明るさと暗さが差が大きければ大きいほどシルエットになりやすいので、夜だと案外簡単に撮影することができます。
シルエットは被写体のポージングや動きに注目がいくため、写真にドラマチックな意味合いを込めやすくなるメリットもあります。さらには肖像権の心配も緩和できるという意味でも撮影のハードルは低く撮りやすいです。
光の反射がおもしろい
夜の街で光を探しているとこのように壁やガラスなどに光が写りこんでいるものに注目するようになっていきます。
何気ない車のヘッドライトや広告の光が写し出される世界は写真ならではの世界という感じがして綺麗です。
雨の日ならではの面白み
反射という意味では雨や雪の日に撮影にいくと面白みが増します。
濡れた地面に反射した光によって地味になりがちな夜の写真であったとしても、情報量が増え賑やかな仕上がりとるすことができます。
光が上からではなく、下からも発生しているのでむしろ雨の日のほうが明るく撮りやすいことすらあります。
傘を差しながらであったりカッパを着ての撮影は最初は辛いですが、慣れてくると雨の日ならではの写真を撮ることができ表現の幅も広がります。
こんにちは、Nocchi(のっち)です。これから5月,6月と梅雨に入っていくこの季節。せっかくの休日でも外に出るのが億劫になってしまいますよね。外出るために買ったカメラも雨が降ってしまうとその出番も減ってしまいます。しかし、、雨[…]
フィルターを使って一風変わった作風に
ソフトフィルターというアイテムを使うと固く写りがちな光源もこのようにぼんやりと柔らかく写すことができるようになります。
特にブラックミストというソフトフィルターを使うとハイライトとシャドウ部のコントラストを抑えることで簡単にシネマティックな質感を得ることができます。
2020年10月16日にケンコー・トキナーから発売されたブラックミスト No.05を購入しました。ブラックミストとは、ソフトフィルターの一種でハイライトとシャドウ部のコントラストを抑え、映画のワンシーンのような写真を撮れるということで発[…]
最近、新しくオールドレンズのような写りをするホワイトミストというフィルターも発売されたので、こちらもチェックしてみてください。
こんにちは、Nocchi(のっち)です。2022年11月18日にKenkoからホワイトミスト No.1が発売されました。当初10月21日発売予定であったこの製品は想定をはるかに上回る予約数となったために約一か月発売延期となっていまし[…]
購入前に使ってみたいという方にはレンタルがおすすめ
気になるレンズはあるけどいきなり大金を払って購入するのは気が引けるという方にはカメラレンタルサービスがおすすめです。
その中で特におすすめなのが「GooPass」というサービスです。「GooPass」は一生分の機材を”今”手に入れるをコンセプトに自分の好みに入れ替えて組み合わせられる月額制カメラ機材の入れ替え放題サービスです。
購入のハードルが高いという方は「GooPass」を使って気になるレンズをたくさん使いましょう。
こんにちは、Nocchi(のっち)です。僕はレンズを購入するにあたり、似たようなレンズがあると、比較してから購入を決意することが多いです。とはいえ、全てのレンズを実際に買って使ってみるのはハードルが高い...そんなときによく使うサー[…]
レタッチのコツ
手持ち撮影によって写真が暗くなったとしても現像時に補正することで煌びやかな写真に生まれ変わります。
以下の記事で現像フローについて詳しく解説しているので読んでみてください。