【作例あり】XF18mmF2 R レビュー コンパクトな広角レンズはこれに決まり

こんにちは、Nocchi(のっち)です。

X-E4でのレンズセットは固まっていたのですが、X-T5を購入してからまた一から組み直しに近い状態になってしまいました。そんなこともあり、またレンズの買い替え中です。ということで今回購入したのはXF18mmF2 Rという広角単焦点レンズです。

こちらも購入してからがっつり撮影行ってきたのでそろそろレビューしていこうと思います。

 

XF18mmF2 R

 

フジユーザーならご存じだと思いますが、実はこのレンズ、2012年に発売したXマウントの初期レンズの一本にあたります。

焦点距離が35mm換算で約27mmと超広角とはいきませんが、そこそこ広角に切り取れるのがこのレンズの魅力です。

 

 

XF18mmF2 Rを購入した背景

 

とある瞬間に広角レンズをスナップに用いるのは品を欠いてしまうと思ってから以前まで使用していたXF10-24mmF4 R OISを手放してしまったのですよね。それからというもの、広角気味に撮りたいときはXF18-55mmF2.8-4 R LM OISやXF16-55mmF2.8 R LM WRの広角端を使っていたのですが、ズームレンズを持ち歩くことって限りなく少ないんですよね。

基本的にはXF27mmF2.8 R WRを付けっぱなし、ここぞいうときにXF33mmF1.4 R LM WRやXF56mmF1.2 R WRを使うのが最近の運用でした。

そこで最低限広角気味に撮れてコンパクトなレンズが欲しくなりました。コンパクトで重要なのは軽いかつ長さがないこと。

他にもXF14mmF2.8 R、XF16mmF1.4 R WR、XF16mmF2.8 R WR、XF18mmF1.4 R LM WRが候補にありましたが、どれもそこそこ長さがあり今回の条件には当てはまらないため、消去法的にXF18mmF2 Rを購入する運びとなりました。

 

 

XF18mmF2 Rのスペック

XF18mmF2 Rのスペックは以下の通りです。

価格約69,000円
焦点距離18mm(35mm換算 27mm)
F値F2
最短撮影距離0.18m
レンズ構成7群8枚
絞り羽根7枚
フィルター径52mm
手振れ補正なし
長さ33.7mm
重さ116g

特筆すべき事項は特にないかもしれません。長さ33.7mm、重さ116gというサイズ感で35mm換算 27mmをF2の明るさで撮れることがこのレンズの全てでしょうか。あっ、最短撮影距離が18cmと結構寄ることもできますね。

古いレンズということもありレンズ構成7群8枚、絞り羽根7枚は少し物足りなく感じてしまいます。古い繋がりでいうとAF機構は「全群繰り出し式」を採用しています。フォーカス時にレンズ全体が前後に動き、「ゴゴゴ」と鳴ります。

逆に古くていいのは中古だと非常に安く手に入れられることです。新品価格だと70,000円近くしますが、僕は中古品で35,000円程で手に入れることができました。

 

 

XF18mmF2 Rの外観

続いてレンズの外観を見ていきましょう。

神レンズことXF35mmF1.4 Rを使ったことはありますか?あれが若干薄くなったとイメージすると一番しっくりするかもしれません。

パンケーキレンズにしては若干厚いけど、十分コンパクトでカバンに入れても全くかさばらないのがこのレンズの特徴です。

レンズ自体も非常にシンプル。フォーカスリングと絞りリングのみです。

 

X-E4との組み合わせ

X-E4との組み合わせはもちろん最高です。X-E4にXF27mmF2.8 R WRを付けっぱなしにて、ここぞいうときにXF33mmF1.4 R LM WRやXF56mmF1.2 R WRを使いながら、適当にバッグに放り込んだこのレンズを数少ない広角時に使う想定です。

 

 

XF18mmF2 Rの作例と所感

それでは実際に使ってみた感想を作例と共に挙げていこうと思います。

 

付けたままの機動力

 

 

XF27mmF2.8 R WRを付けっぱなしにすると書きましたが、このレンズを付けっぱなしでも意外と何でも撮れることに気が付きました。

そもそも35mm換算27mmですからスナップには適しているんですよね。

 

 

柔らかい描写

 

初期のレンズということもあり従来のFUJIFILMの特徴的な柔らかさを感じることができます。

第五世代センサーを積んでいるX-T5で撮影した一枚。X-E4と撮った写真とはまた違い、解像感と柔らかさが同居している面白い写りになります。

 

 

早くはないけど使えるAF

 

 

AFは全群繰り出し式なので当然早いわけでないですが、不満を感じるほど遅いわけはありません。精度に関しても思っていたよりも悪くなく、普通に使えます。

購入してから何度も使用しましたが、ピンボケを起こしたことないです。

 

 

広角の頻度が少ない方には最適かも

特にInstagramではストリートスナップで広角レンズを用いてダイナミックに見せる写真がまだまだ流行っていますが、僕みたいに広角であまり撮らないけど一本持っておきたいという方にはぴったりのレンズだと確信しています。

それに何が良いってコンパクトかつ安価で最低限撮れるという魅力も当然あるのですが、35mm換算27mmって歪みが発生しないギリギリのラインなのに広く撮れることです。

 

 

評価はさほど高くない

このレンズへの評価はあまり高くないのが現実です。

周辺の解像度は甘く、全体的に柔らかい描写が眠いと捉えられ、AFも遅く、防滴・防塵もなし。そりゃいい評価は得られないです。しかし、それは当時の話。

解像感抜群の第五世代センサーとの組み合わせ、今の中古価格を鑑みると、人気爆発してもおかしくないレンズだと思っています。何より軽いのは正義ですから。

 

 

 

 

 

 

気になるXF8mmF3.5

購入前に頭をよぎったのは開発中のXF8mmF3.5

まだベールに包まれているレンズですが、この画だけを見るにはかなりコンパクトに仕上げてきそうな予感もしています。

今は超広角を使いたいシチュエーションがないのと、発売時期が見えないため一旦スルーしました。発売されたときにまた考えます。

 
 

購入前に使ってみたいという方にはレンタルがおすすめ

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購入のハードルが高いという方は「GooPass」を使って気になるレンズをたくさん使いましょう。

実際にGooPassを利用してみた感想や具体的な使い方については以下の記事に書いているので、参考にしてみてください。
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