こんにちは、Nocchi(のっち)です。
FUJIFILMのフィルムシミュレーションにはETERNA ブリーチバイパスというものがあります。
ブリーチバイパスといえば、古くから多くの写真家に支持されてきた銀残しのことを指します。ETERNA ブリーチバイパスはそこにFUJIFILM独自の色味であるETERNAが掛け合わさっている唯一無二の色表現ともなっています。
今回はETERNA ブリーチバイパスについて深堀っていきたいと思います。
ETERNA ブリーチバイパスとは
ETERNA ブリーチバイパス映画用フィルムを再現したと言われているETERNAをベースに銀残しのフィルム現像技法を再現したフィルムシミュレーションです。特徴としては、彩度が低く抑えられつつもコントラストが強めとなっているため銀を残したような風合いになります。
FUJIFILMの最新カメラには当然搭載されていますが、X-T4やX-S10、X-E4、X-T30Ⅱにも搭載されています。
素朴であれば素朴であるほどいい
このフィルムシミュレーションを生かすには素朴でなければなりません。
そこに映えやダイナミンクさがあると互いに良さを打ち消しあう、そんな画作りをしています。
コントラストは高いのですが、ETERNAが線を柔らかくしているため最終的には優しさが残ります。この優しさと素朴な写真が掛け合わさることで哀愁を生み出すことができます。
一方でコントラストが高い分、黒つぶれや白飛びが発生するリスクが高いため適当な設定で撮るとすぐにボツになってしまいます。ある程度の適正露出を意識して撮影することが求められる繊細な一面もあります。
ETERNA ブリーチバイパスの作例
レタッチで銀残しに挑戦
以前にレタッチで銀残しを表現する方法を解説しました。
もしFUJIFILMのカメラを持っていないけど、ブリーチバイパスの表現をしてみたいという方がいましたらこちらの記事を参考にレタッチしてみてください。
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最後に
今回はETERNA ブリーチバイパスについて解説していきました。
フィルムシミュレーションの多くは描写が柔らかく、色表現が豊かなものが多いですが、まさに真逆な性質を持っているため特徴的な雰囲気に仕上げられるのがETERNA ブリーチバイパスの特徴でもあります。
他の人とは一線を引いた色表現をしたいという方は積極的に使うのがいいのかもしれません。