こんにちは、Nocchi(のっち)です。
2022年11月18日にKenkoからホワイトミスト No.1が発売されました。
当初10月21日発売予定であったこの製品は想定をはるかに上回る予約数となったために約一か月発売延期となっていました。
今回は実際にホワイトミスト No.01を使ってみたレビューを作例交えてしていこうと思います。
ホワイトミスト No.1
ホワイトミストNo.1はハイライトとシャドウのコントラストを抑え、全体を淡い色味にしつつ、柔らかい描写にすることができるとされているフィルターです。
逆光時には光を拡散することでフレアをあえて発生させることもできるとのこと。
そのキャッチコピーは「オールドレンズの描写のように」
ホワイトミスト No.1を使ってみた
カメラやレンズと違って外観やスペックについて語ることは特にないのでさっそく実際に使ってみましょう。
今回、僕が使用したのはフィルター径58mmのもの。
撮影機材はいつも通りFUJIFILM X-E4とXF33mm F1.4 R LM WRです。
X-E4については以下の記事で詳しくレビューしているので気になった方はご覧ください。XF33mmのレビューは現在執筆中なのでしばしお待ちくださいませ。
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ホワイトミスト No.1の作例と所感
それでは作例を見ながら所感をつらつらと書いていきます。
効果を知る
まずはいつも通りに木漏れ日から差してくる光と横断歩道を撮影。
左がホワイトミスト No.1装着、右が装着せずに撮った写真です。ちなみに二枚ともレタッチはしていません。
逆光気味で撮っていますが、違いがはっきりと出ています。1シャッター目がこの写真だったのですが、自分のホワイトミスト No.1の使い方はこれだなと早くも確信しました。
XF33mm F1.4 R LM WRというレンズはかなりシャープに写るレンズなのですが、光もそうですが全体の写りも柔らかくなっています。ですが、ピントが合っている通行人の描写はぼやけているわけではありません。
一応レタッチしてみます。普段僕が使っているプリセットを当てて明暗を調整してみました。二枚ともパラメータの値は同じとしています。左がフィルター装着、右が未装着です。
光の拡散の仕方にいやらしさを感じず、自然に広がっていることがわかります。
色味に関しても若干彩度が低くなっていながら、淡い青みがかかっています。現像も所謂オールドレンズ風に寄せるとかなりぽい雰囲気になりそうな感じです。
もう一枚比較していきましょう。
こちらもレタッチなし、左がフィルター装着、右が未装着です。
全く同じレタッチをするとこんな感じになります。
フィルターを付ける前は思いっきりゴーストが出ていますが、フィルターを付けると優しいフレアが全てを包み込んでくれているのがわかります。
逆光気味に撮っていますが、柔らかみが強くなく普段使いでも違和感なく使えそうです。
逆光時の撮影は技量が問われる
逆光時はフレアを発生させていわゆるノスタルジックな雰囲気にはなるのですが、ただ逆光で撮ればいいというわけではありません。
光源に向かってレンズを向けると弾けるくらいに拡散します。ここまでなるともはやエモさも何もないので、逆光とフレアと上手いこと駆使するのがこのフィルターを使う上で重要なことかもしれません。
光源がないとさほど効果はない
逆光気味のサイド光、また逆光でなければホワイトミスト No.1の効果はさほど感じることができません。
1枚目がフィルター装着、2枚目が未装着です。そしてレタッチ前後です。
逆光でしか効果が出ないのであれば着け外しをすることなく順光での撮影を継続することができるため、この点は個人的にはポジティブに捉えています。
もう一枚見ていきましょう。同じく1枚目がフィルター装着、2枚目が未装着です。そしてレタッチ前後です。
夕焼け時でも夕日を写していなければほとんど変化は起きません。ほんの少しだけコントラストが弱まって色被っているかな?くらいです。
他の作例
比較はこのくらいにしておいて、ホワイトミスト No.1を着けて撮った他の作例を載せていきます。
こちらの二枚の作例のように光源が入るか入らないかくらいで切り取ってあげると優しい光が差し込んできて全体の描写が柔らかくなります。
光源は光源でも太陽ほど強烈でなければ光源付近をいい感じに緩めてくれます。
最後に
今回はホワイトミスト No.01についてレビューしていきました。
一口にオールドレンズと言っても様々な写り方がありますが、ホワイトミスト No.01ではいわゆるオールドレンズと聞いてイメージするようなフレアと淡い色味が見事に再現されているように感じました。
オールドレンズを買うずとも気軽にオールドレンズテイストな描写を楽しみたい方にはおすすめしたい一品です。