こんにちは、Noccchi(のっち)です。
日頃カメラ初心者の方に向けて多く記事を書いているからか、僕の記事を読んで初めてカメラと買いましたという方やこれからカメラを始めたいですという方からよく相談のDMをいただきます。
買ってみて初めてわかるんですけど、これから本格的に写真を始めていくうえでカメラ以外にも必要なアイテムが多くあるんですよね。
今回はカメラを買ったら一緒に揃えておきたい便利なアクセサリーを紹介していきます。
一眼カメラを買ったら必ず揃えるアイテム
カメラと一緒に揃えておきたいアイテムということですが、中には撮影していくうえで必ず必要なアイテムと持っておくと便利なアイテムの二種類に分けられます。
最初になんでもかんでも購入してしまうと出費も増えてしまいますし、揃えるだけで満足してしまい、本題の写真撮影に中々移ることができません。
まずはカメラを買ったら、セットで買っておかなければならないアイテムを紹介していきます。
レンズ
まずは撮影するにはカメラに取り付けるレンズが必要です。
中には一眼カメラがレンズ取り外し式であるということを知らなかったという方もいますが、カメラに取り付けるレンズがなければ撮影をすることができません。
一眼カメラの各メーカーからはカメラとレンズがセットになっているズームレンズキットというものが販売されています。例えばFUFIJILMのX-S10というカメラのレンズキットにはXC15-45mmF3.5-5.6 OIS PZというズームレンズが付いています。
もちろんカメラとレンズをバラバラに買うよりもレンズキットを購入する方が価格を抑えられることができますが、個人的にはあまりレンズキットはおすすめしていません。
理由としてはレンズキットのレンズは性能があまり良くなく、写りが微妙だったり、背景があまりボケないということがあります。レンズキットを購入しなくてもいい写りをするレンズを安く手に入れる方法はあります。その辺については以下の記事で詳しく書いているので、最初のレンズ選びに迷ったら読んでみてください。
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普段僕が使っているFUJIFILMの中でおすすめのレンズを紹介しているのでFUJIFILMに興味がある方はこちらの記事も見てみてください。
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SDカード
撮影した写真をデータとして保存するにはSDカードが必要となります。
SDカードの価格は保存容量と読み込み書き込みの速度によってバラつきが出ます。もちろん保存容量が多く、高速度で通信できるSDカードが高くなってくるわけですが、最初のうちはそんな高級なSDカードは不要です。
逆に保存容量が少なすぎるSDカードだと撮影中に容量がいっぱいになってしまい、こまめにデータを消す必要があります。そんなことをしていると撮影のテンポも落ち、せっかくのシャッターチャンスを逃してしまうことに繋がるのでそこそこ保存容量の大きいSDカードを選びましょう。
最初の一枚としておすすめなのが以下のSDカード
写真のみの撮影なら一日持つであろう容量64GB、またそこそこ高速で通信できる速度200MB/sの撮影時もデータ整理時もストレスは少ないです。
下手に安いSDカードを買ってしまうと容量が少ないだけでなく、連写もできなくなってしまいます。
そんな僕はというと以下のSDカードを使っています。このカードはUHS-Ⅱという規格を採用しているため、読み込み書き込みがさらに高速になっています。この類のカードを使うにはUHS-Ⅱに対応しているカメラやSDカードリーダーが必要となってくるので注意が必要です。
このSDカードは保存容量も多く、超高速で通信できるため僕は使っていて全くストレスを感じたことがありません。
メンテナンスアイテム
カメラやレンズを掃除するためのアイテムは常に持っておきたいので一緒に買っておくといいでしょう。
これら自体は撮影に必ず必要なものではありませんが、カメラやレンズにホコリやゴミが付いているとそれが写真に写りこんでしまい写真が台無しになってしまうこともあります。
入り込んだゴミがカメラのセンサーを傷つけて故障に繋がってしまうこともあるため、コマめにクリーニングはしておきたいところです。
中でも必ず持っておきたいのがブロアーです。ブロアーはレンズに付着しているゴミやホコリを空気で吹き飛ばすアイテムです。直接布や指などでこすってしまうと逆にレンズが傷ついてしまうので、直接は触らずブロアーで吹き飛ばしましょう。
ブロアーは風力に違いこそありますが、基本的には各々の用途にあったものを買うのがいいでしょう。少しでも荷物を減らしたいのであればコンパクトなもの、オシャレアイテムとして使いたいのであればデザインが良いものを買いましょう。
レンズには指が当たってしまい、指紋が付いてしまうこともあります。指紋が付いていると写真全体が濁ってしまい、靄がかかったような写真になってしまうので指紋もしっかりと対策しておきたいです。
そこでおすすめなのがレンズクリーンペンです。
ペンの先についているブラシでレンズをこすることで傷づけることなく綺麗に指紋を落とすことができます。レンズクリーンペンは基本的にコンパクトなのでボールペンのような感覚で常に持つことができるのも嬉しいポイントです。
以下の記事では自分で機材を綺麗にする方法を載せているので参考にしてみてください。
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カメラと一緒にあると便利なアイテム
ここからは必須ではないけれど持っておくと撮影の幅が広がったり、もっと豊かに写真ライフを送れるようになるアイテムを紹介していきます。
予備バッテリー
まず地味に大事なのが予備のバッテリーです。カメラにはよりますが、中にはバッテリーの持ちが悪く一日の撮影が持たないカメラがあります。旅行時などは充電しながら撮影するというわけにもいかないので、できれば予備バッテリーは持っておきたいところです。
バッテリーには本来のカメラメーカー以外の会社から販売されているサードパーティー製のバッテリーもありますが、個人的にはあまりオススメしていません。稀にカメラの不具合に繋がることもあるため、純正のバッテリーを使っておくのが安全であるためです。
純正の方が価格は高いですが、安全性のためと思えば悪い選択ではないはずです。
外付けHDD・SSD
撮影を続けていると写真がどんどん溜まってきます。最初はSDカードやPCに保存しておけばいいですが、いつかは容量が足りなくなってきます。そこで外付けのHDD・SSDに保存していくのが一般的です。
HDDとSSDは用途はほとんど同じですが、微妙に違いがあります。
HDDは価格が安いですが、衝撃に弱いため持ち運ぶことには適していません。SSDは高い分、データ読み書きが早く衝撃にも強い作りとなっています。
家でのみデータ整理をする場合はHDDでいいと思いますが、旅行や出張が多い方はSSDを持ち歩くのがいいかもしれません。
ちなみにHDDだと以下がおすすめです。
SSDなら以下がおすすめです。
aこのHDDとSSDは僕が実際に使っているもので、基本的にはHDDを複数台持ってポンポン写真を放り込んで保存しています。旅行や出張の際はSSDを持ち運ぶというような使い分けをしています。
レンズ保護フィルター
レンズ保護フィルターはレンズの全面に装着することで衝撃からレンズを守ってくれるアイテムです。
レンズも安いわけではないので保護フィルターを付けておいたほうが安全ではありますが、保護フィルターを付けると画質が劣化したり、フレアやゴーストが発生しやすくなるというデメリットもあります。
購入する場合は安いものではなく、高級であっても写りにあまり影響しない保護フィルターを選びましょう。
僕は全てのレンズに以下の保護フィルターを採用しています。
ちなみに保護フィルターは使っているレンズのフィルター径によってサイズが変わります。購入する際はレンズのフィルター径に適したサイズの保護フィルターを購入しましょう。
手持ちのレンズのフィルター径を確認する方法は以下の記事で解説しています。
こんにちは、Nocchi(のっち)です。新しいレンズを買うと一緒に保護フィルターも用意しなければなりません。そんなときにレンズのサイズってなんだろう??と思うことありませんか?今回はレンズのサイズの一つの表記にもなっているフィルター[…]
三脚
シャッターを長い時間空けておくことでこの写真のような車の通った光跡を一枚の写真に記録することができますが、シャッターを長時間空けるにはその間カメラをブレないように固定してあげる必要があります。
そのためには三脚が必要となってきます。
三脚もピンキリで高さや重さ、耐荷重、材質などこだわり始めると10万円を超えるものも現れます。これは普段どんな写真を撮るかによっては三脚に求めるものも変わってくるので一概におすすめをすることは難しいですが、僕が使っている三脚は以下のものです。
少しお高いですが、最低耐荷重2kg、縮長35cm以下、重量1kg前後とバランスがとれていて持ち運びやすい三脚です。
僕は基本的にはこの三脚を使って花火や自然風景、夜景全てを撮っています。
以下の記事で詳しくレビューしているので気になった方はご覧ください。
僕は3つの三脚を運用している。高さもあって軸がぶれずに安定感のあるメイン三脚、軽くてコンパクトでそこそこの高さがあるサブ三脚、どこでも持ち歩けるミニ三脚。以前、2年以上使っていたメイン三脚がついに寿命を迎えてしまって、、新しいメイン[…]
ドライボックス・防湿庫
カメラやレンズは水濡れから避けるためにも機密性が高くなっています。逆に機密性が高いことで一度湿気が入りこむと湿気が抜けずにカビが発生してしまうというリスクもあります。
このリスクを回避するには除湿しながら保管しておく必要があります。そこで必要なのがドライボックスや防湿庫
ドライボックスは価格こそ安いですが、定期的に乾燥剤を入れ替える手間があります。防湿庫は高いですが、乾燥剤の交換という手間がなくなります。
カメラバッグ・レンズケース
カメラとレンズを待ち運ぶ上で持っておきたいのがカメラバッグです。
カメラバッグは普通のリュックやカバンとは違い、衝撃に強い作りになっていたり、機材を入れるスペースが分かれていたりとカメラに特化したバッグでです。
普段使いのバッグに機材を入れて持ち運びたいという場合はカメラケースやレンズケースを使うと衝撃から機材を守ることができます。
書籍
カメラ初心者の方は特に一冊本を持っておくとなにかと便利です。初めてカメラを触るときはどう撮ったらどんな写真を撮れるかも全くわかりません。
一冊何かの本を読みながらセットアップや練習をすると理解が進むのが早いです。
カメラや写真関連の書籍は数多くありますが、中でも構図について書かれている本や写真編集について書かれている本から得られるものが多くあります。
徐々に写真の質を上げていきたいという方はこれらの本についても購入しておくといいでしょう。
こんにちは、Noccchi(のっち)です。今では写真やカメラに纏わる本はたくさん出ています。特に撮影テクニックや写真編集、レタッチの技術本を多く出ているためカメラ初心者の方が本を買おうと思っても何を買えばいいかわからないということがあり[…]
こんにちは、Nocchi(のっち)です。写真を撮っていて最も頭を悩ますのが構図なんじゃないかと思います。ある程度撮影していると斬新な構図が閃いたりしますが、斬新な構図は基礎の応用で生まれるものでもあります。僕も最初は構図を学ぶた[…]
こんにちは、Nocchi(のっち)です。本ブログでもLightroomを使ったレタッチ技術の解説をよくしていますが、レタッチを始めた頃は右も左もわかりませんでした。どの機能を使うとどのような効果があるのか、目指したい写真の雰囲気はあ[…]
最後に
今回はカメラを買ったら一緒に揃えておきたいアイテムを紹介しました。
今回紹介した以外にもストロボやレフ版、NDフィルターなど撮影ライフをより豊かにするアイテムはありますが、初心者には荷が重いかなということで割愛させていただきました。
今回紹介したアイテムも一気に揃えようとすると最初の予算よりも大幅に出費が重んでしまうので、少しずつ揃えておくとよいでしょう。ないと本当に困るのはレンズとSDカードくらいなので後は予算が許される範囲で購入していくのがいいかもしれません。