手持ちで夜景を綺麗に撮る方法 三脚が使えないときに知っておきたいコツについて

こんにちは、Noccchi(のっち)です。

夜景や暗い中での撮影には三脚は必須です。しかし、有名な夜景撮影スポットでも三脚が禁止であったり、通路が狭く三脚を立てると邪魔になる場所もあります。

中には三脚が大きくて持ちたくないという方もいると思います。こういうときには三脚を使わずに手持ちで夜景を綺麗に撮る方法を知っておくと役に立ちます。

 

手持ちで失敗する例

手持ちで夜景を綺麗に撮るにはカメラの設定が命です。

この設定が適正なものになっていないとせっかくの綺麗な夜景が台無しになってしまいます。よくある失敗としては以下です。

手ブレしている
全体的に暗い
ノイズが乗っている

 

手持ちで夜景を綺麗に撮る方法

 

手すり等でカメラを固定する

三脚は使えなくても手すりが設置されている場合はその手すりを利用しましょう。

カメラ本体が置けるくらいのスペースがあれば置いて、置けなくても立てかけるとある程度シャッタースピードを遅くすることができます。

カメラのサイズにもよりますが1~3秒くらいまでシャッタースピードを落とすことができるので、その分F値上げてシャープに写したり、ISOを下げて鮮明に撮りましょう。

 

 

明るいレンズを使う

明るいレンズというのはF値が低く、明るく撮れるレンズのことを言います。

F1.2、F1.4、F1.8あたりがよく明るいレンズと分類されますが、これらは基本的には単焦点レンズとなります。

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F1.2まで明るく撮れるレンズがあればその分シャッタースピードを短くでき、手ブレのリスクを減らすことができたり、ISOを低く綺麗に撮ることが可能になります。

撮影環境や設定だけでなく、機材で解決することもあります。

 

 

手ブレ補正に頼る

同じく機材に頼るという意味で強力な手ブレ補正を使うという手段もあります。

手ブレ補正をしてくれるカメラやレンズを使うと、シャッタースピードが遅くて手ブレしやすい状況でもブレないように補正してくれるためシャッタースピードを下げて明るさを確保することができます。

例えばFUJIFILMのX-T4というカメラでは最大6.5段分の手ブレ補正機能が備わっているため非常に強力です。

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夜景撮影が多い方は手ブレ補正に注目して機材選びをするのもいいでしょう。

 

 

広角レンズを使う

広角レンズを使うと写真がブレにくくなります。

焦点距離が短い方が手ブレしにくく、焦点距離が長い方が手ブレしやすくなるため手持ちで撮影する際は望遠よりは広角レンズのほうが綺麗に撮りやすいです。

 

 

手持ちで夜景撮影時のカメラの設定

基本的にはこれまで解説した方法を用いれば手ブレがしづらく綺麗に夜景を撮ることができますが、中には手すりがなかったり、明るいレンズや広角レンズが手元になかったりということがあると思います。

そんなときは以下の設定を目安に設定しましょう。

F値:絞り開放(レンズの一番小さいF値)
シャッタースピード:1/10秒
ISO:2000

まずはF値は使っているレンズの最も低い数値に設定しましょう。

F値はF8~11に設定しておくと全体にピントがあたったり、解像感が高くなるというメリットがあるのですが、ここまでF値を大きくしてしまうと光を取り込むことができずに写真全体が暗くなってしまいます。手持ちの場合は多少写りが甘くなってしまいますが、絞り開放で撮りましょう。

シャッタースピードは使うレンズの焦点距離によって変わってきますが、手持ちの限界は1/10秒付近です。撮影環境が明るければもう少し早く、暗ければ遅くしたりと微調整しましょう。
いずれにしても手ブレしないようにカメラを額に密着させたり、ストラップを極限まで張りながら撮影しましょう。

ISOはカメラのセンサーサイズにもよりますが、APS-CでもISO2000までは許容範囲です。フルサイズであればISO3000,4000でも耐えられます。
ISOに頼ってしまうと綺麗な夜景もノイジーになってしまうので、上げすぎには注意しましょう。

 

 

現像で補正する

手持ち撮影によって写真が暗くなったとしても現像時に補正することで煌びやかな写真に生まれ変わります。

以下の記事で現像フローについて詳しく解説しているので読んでみてください。

 

 

最後に

今回は手持ちでの夜景撮影の方法を解説してみました。

三脚が使えないと夜景撮影は諦めてしまいがちですが、工夫次第では綺麗に撮ることができます。ぜひこの記事を参考に手持ち夜景撮影にチャレンジしてみてください。

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