こんにちは、Noccchi(のっち)です。
前回の記事では富士フイルムのXマウントのコンパクトプライムについて記事を書きましたが、今回は大口径レンズについて
大口径レンズには富士フイルムが誇る神レンズと呼ばれるレンズも属している高品質のレンズ群です。
前回のコンパクトプライムシリーズについてはこちら
こんにちは、Noccchi(のっち)です。富士フイルムのXマウントの交換レンズにはコンパクトプライムシリーズと呼ばれるレンズ群があります。このレンズ群によって富士フイルムのレンズ素晴らしいと評価されていると言っても過言ではありません[…]
Xマウント 大口径プライム
大口径プライムシリーズは所謂大口径レンズが主に属しているシリーズです。
大口径レンズとはF値が小さいレンズのことで、明るいレンズのことを差します。明るいということはボケを綺麗に撮ることができ、さらには暗い環境化でも手ブレすることなく撮影もできます。特に夜の撮影が多い方は大口径レンズは必須と言えます。
品質が高い分、高額であったりレンズ自体が大きく重いというデメリットも付いてきます。
大口径プライムのレンズ一覧
それでは実際にどんなレンズがあるのかチェックしていきましょう。数が多いのでテンポよく紹介していきます。
XF14mmF2.8 R
今のところXマウントの単焦点レンズで最も広角で撮れるのがこのXF14mmF2.8 R
超広角レンズと部類されていますが、フルサイズ換算は21mmなので湾曲することなく周辺まで解像してくれます。風景はもちろん、狭い室内での撮影、特に最近は自撮りにも使いやすいレンズです。
販売が2013年と10年近く前のレンズということもありF2.8でありながら大口径プライムの称号を得ています。
XF16mmF1.4 R WR
続いても広角レンズのXF16mmF1.4 R WR
「広角レンズに革命」と銘を打たれたこのレンズはF1.4という明るさを持ちながらも絞り開放から抜群の描写力を発揮します。さらに15cmの最短焦点距離を活かし、被写体に寄ることで風景だけでなくポートレートでも活躍してくれるレンズでもあります。
大口径シリーズのデメリットとして挙げられる重さですが、約350gの軽量設計で持ち歩きやすいということも大きな特徴です。
XF18mmF1.4 R LM WR
広すぎず目になんとなく映っている光景を記録できるのがXF18mmF1.4 R LM WR
両目で見たときの視野角に近いとされているフルサイズ換算27mmは非常に使いやすく、見ている光景をそのまま写真に写し出し奥行き感を演出してくれます。
この焦点距離だと絞り込んでのパンフォーカスがおのずと増えますが、それを支えるのが高速かつ正確なAFです。絞り値や被写体の影響を受けず、最短焦点距離から無限遠までを圧倒的な速さでフォーカスします。
XF23mmF1.4 R
大口径プライムの代表的な一本でもあるのがXF23mmF1.4 R
フルサイズ換算35mmの焦点距離のF1.4レンズとしては全長6.3cm、重さと300gと小型軽量であるこのレンズはカメラのセンサーの性能を最大限に引き出し、シャープでクリアな描写を可能としています。
風景やスナップはもちろん、ポートレート、料理やテーブルフォトなんでもなんでも万能に撮ることができるレンズです。
XF33mmF1.4 R LM WR
2021年9月に神レンズの第二章として誕生したXF33mmF1.4 R LM WR
レンズは10群15枚(うち非球面2枚、EDレンズ3枚)という非常に贅沢な構成となっており、コマ収差や軸上色収差を大きく低減することにより、非常にクリアな写りとなっています。
XF35mmF1.4 RのネックであったAF性能を大きく改善されました。動画が日常的になってきたこともありますが、高速かつ精確なAFはシャッターチャンスを逃しません。
過去にXF33mmとXF35mmについて比較した記事を書いたのでぜひ読んでみてください。
こんにちは、Nocchi(のっち)です。9/2(木)の22時から富士フイルムのX Summitというイベントで、多くの新製品が発表されました。その中でも特に注目を浴びたのがXF33mmF1.4 R LM WRというXマウントの新レン[…]
XF35mmF1.4 R
多くの富士ユーザーに愛され今もなお神レンズと呼ばれているXF35mmF1.4 R
Xマウントの誕生と共に生まれたこのレンズはシンプルそのもの。シンプルであるからこそ得られる柔らかい自然なボケ感は撮る者を虜にします。少し絞ればシャープに写り、どんな写真でもそこにドラマを生み出します。
全長5cm、質量187gというポケットにも収まるサイズ感は常に持ち歩くことを許し、シャッターチャンスを逃がしません。
XF35mmF1.4 Rについてレビュー記事を書いているのでぜひ読んでください。
XF50mmF1.0 R WR
このボケ感は圧倒的。このレンズにだけ許されたF1.0という新世界。XF50mmF1.0 R WRです。
非常に明るく、綺麗なボケ感。その代わり重く大きい、そして高額。まさに大口径レンズのそのもの。暗い環境であったとしてもF1.0の明るさであればシャッタースピード、ISOの選択肢が増えます。
写りは言わずもがな素晴らしいですが、この性能を無駄にすることのないAFの速度と精度。瞳、顔認識と多点AFは特にポートレートで大きな恩恵を受けることができます。
XF56mmF1.2 R
フルサイズ換算85mmF1.2のこのレンズはポートレート撮影に最適なレンズです。
F1.2の大口径を活かした背景ボケと開放絞りから高い解像度を実現しているため被写体に立体感を生み出します。
以下の記事でも書いているようにXF56mmF1.2の二型が開発発表されています。
こんにちは、Noccchi(のっち)です。5月31日に行われ富士フイルムの「X Summit OMIYA 2022」では新たに3本のレンズがロードマップに追加されました。それがXF56mmF1.2 II、XF30mmF2.8 Mac[…]
XF56mmF1.2 R APD
一つ前に挙げたXF56mmF1.2 Rにアポダイゼーションフィルターが搭載されたのがXF56mmF1.2 R APD
これによりとろっと溶けていくようなボケ感を生み出すことができます。シャープさを求めるならXF56mmF1.2 R、柔らかさを求めるならXF56mmF1.2 R APDという区分けとなります。
このレンズについては以前にレビューしているので興味のある方は読んでみてください。
こんにちは。Nocchi(のっち)です。富士フイルムのXマウントで一本だけレンズを選べと言われたら、私は迷いなくこれを選びます。それはXF56mmF1.2 R APD。フルサイズ換算84mmの中望遠単焦点レンズということで、「なんだ[…]
XF90mmF2 R LM WR
フルサイズ換算137mmの望遠レンズと部類されるこのレンズはポートレートだけでなく、スポーツ撮影にも最適です。
絞り開放からシャープな解像感を実現しており、口径食を最小限まで排除するために設計されたレンズ構成のためボケ感も非常に綺麗です。
近接60cm、撮影倍率0.3倍と近接撮影を許可されており、マクロレンズに近い使い方もできるのもこのレンズの特徴です。
XF200mmF2 R LM OIS WR
趣味カメラマンでこのレンズを使っている人は何人いるのでしょうか。
スーパーEDレンズ1枚、EDレンズ1枚を含む14群19枚の贅沢なレンズ構成により開放F2から非常にシャープに写ります。
価格は65万円と到底手を出せるレベルではありませんが、Xマウントを使っている身からすると一度は使ってみたい興味深いレンズです。
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こんにちは、Nocchi(のっち)です。僕はレンズを購入するにあたり、似たようなレンズがあると、比較してから購入を決意することが多いです。とはいえ、全てのレンズを実際に買って使ってみるのはハードルが高い...そんなときによく使うサー[…]