「もっと写真の魅力を伝えたい」と思い、様々なフォトグラファー様の写真や活動を紹介していくこのコンテンツ。フォトグラファー様の愛用カメラ、レンズ等の機材だけでなく撮影時に大事にしていることやこだわりを紹介。
今回はネイチャーでもストリートでも万能に撮りこなす「こに」さんについて紹介させていただきます。
こに
撮影機材
カメラ:FUJIFILM X-Pro2
レンズ:
・FUJIFILM XF10-24mmF4 R OIS
・FUJIFILM XF16-55mmF2.8 R LM WR
・FUJIFILM XF50-140mmF2.8 R LM OIS WR
・FUJIFILM XF70-300mm F4-5.6 R LM OIS WR
人生のベスト3ショットとこだわり
滋賀県の白鬚神社にて大鳥居と朝日を撮影した一枚です。1月の寒空の下、凍えながら1時間以上待った朝日に感動したことを覚えています。
この写真では波が押し寄せ水滴が弾けるタイミングを狙うことで、写真に奥行きや動きを持たせるよう意識しました。
結果的に雲の位置や朝日に照らされる水面など、写真内に無駄な要素が一つもない条件で撮影することができました。
京都の伏見港公園にて伏見十石舟と桜並木を撮影した一枚です。
ここでは舟が桜のトンネルに向かう姿を収めることで、今にも船が動き出しそうな雰囲気を持たせています。また,上から光が桜と舟を照らす瞬間を狙うため俯瞰で撮影しています。
その他にも私は「桜=儚い」という印象があり、レタッチではピンクを鮮やかにせず肉眼に近い淡く儚い色を表現しました。
この写真をきっかけに多くの方に自分を知っていただいたこともあり、思い入れの強い写真になっています。
鳥取砂丘で撮影した一枚です。
この日は暴風が吹き荒れており、飛ばされる砂に全身を打ちつけられかなり痛かった思い出があります。しかし、その環境がまるで砂漠のような雰囲気を演出してくれました。
ポイントとしては鳥取砂丘の馬の背に圧縮効果をかけることで険しい山のような印象を持たせたことです。また、砂丘のラインと足跡で視線誘導し、人がいないタイミングを狙うことで極限までシンプルにしています。
これは余談ですが鳥取砂丘にカメラを落とすと一発で終わるらしいので気をつけてください。
写真を撮る時に大事にしていること
最高の定番構図を目指す
私は「そこにしかない風景」を求めて出かけるため、定番スポットのいわゆる定番構図を撮る機会が多いです。
その中で、時間帯やその他の条件(何か構図にプラスで入れる)にこだわることで、誰よりもかっこいい定番構図を目指しています。
写真に奥行きを持たせる
写真は3次元を2次元に落とし込むため、何も考えずに撮ると奥行きの無いのっぺりとした印象になりやすいです。
そのため撮影時点で光と影のコントラストを意識し、平面状に立体感を持たせられる構図も意識しながら撮影しています。
元の色味を崩しすぎない
これはレタッチの段階ですが、編集時はこまめに元写真との色を比較しています。
私は淡く儚い色味が好きなので、元の色から外れすぎない自分らしい色を出すように意識しています。
フォトグラファーを募集します
あなたの写真と活動を公開してみませんか?
『フォトグラファーを紹介します。』では、皆さんからの写真と活動を募集します!