Panasonic LEICA DG NOCTICRON 42.5mm F1.2 レビューと作例

こんにちは。Nocchi(のっち)です。

ありがたいことに現在Panasonic様からGH5M2というカメラとレンズ二本をお借りしています。11月から借り始めて2か月ほど使い続けています。

カメラに関してはがっつり使い込まなくても、ある程度の特性は見えてくるのですが、レンズに関してはそうはいきません。最低でも1か月間は使い続けないと癖が見えてきません。今回に関しては二本のレンズを変えながら試しているので1か月で記事を書くのはさすがに信ぴょう性に書けると思い、2か月間がっつりと使い込んでみました。

その中で色々と気づいた点が出てきたので、今回はまずは1本目の「LEICA DG NOCTICRON 42.5mm F1.2 ASPH.  POWER O.I.S.」というレンズをレビューしていきます。

一緒にお借りしたGH5M2については以前にレビュー記事を書いているので先に読んでいただいほうが理解が進むかもしれません。

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LEICA DG NOCTICRON 42.5mm F1.2 ASPH. POWER O.I.S.

まずこのレンズを語るには前情報を知っておかなければなりません。

レンズタイトルにも採用されている「LEICA」についてです。Leica-ライカといえば写真について詳しくない方でも一度は耳にしたことがあるのではないでしょうか。

Leicaは写真におけるパイオニアであり、世界中から評価を受けている一大カメラブランド。そのカメラとレンズはどれも高品質なものばかりでそこから撮る画は撮影者を魅了します。開発の各工程にも厳格な基準を設けており、その基準をクリアしたものがLEICAの名を冠することができます。

つまり今回レビューするレンズはそのLeicaが認める高品質なレンズとなります。

これがそのLEICA DG NOCTICRON 42.5mm F1.2 ASPH. POWER O.I.S.です。

焦点距離42.5mm、F1.2の中望遠の単焦点レンズ。Gシリーズはセンサーがマイクロフォーサーズのため35mm判換算だと42.5mm×2の85mmということになります。

中望遠の単焦点レンズと聞くとポートレート撮影を想像する方が多いと思います。間違ってはいませんが、このレンズはポートレート撮影のみではなく風景でもスナップでもあらゆる場面で使えるレンズだと感じています。そのくらい魅力的な描写をするレンズで、あらゆる撮影をサポートしてくれる機能が備わっています。

 

LEICA DG NOCTICRON 42.5mm F1.2の外観

まずは外観からチェックしていきましょう。

これぞLeicaという金属外装を施しています。普段使っているFUJIFILMのレンズはマット調なものが多いので金属外装は見た目だけではなく、触感でも高級を感じることができます。

外観の特徴はなんといってもLeica特有のF5.6フォントで刻まれた焦点距離42.5と赤バッチでしょう。正確にはLeicaのレンズではありませんが、外観からLeicaを感じられるのは撮影者としては嬉しいことでしょう。

レンズの側面には絞りリングとAF/MFの切り替えスイッチと手振れ補正の切り替えスイッチが搭載されています。

絞りリングがレンズに付いているとファインダーを覗きながら露出調整や被写界深度を調整できるため、効率よく撮影をすることが可能になります。いちいちカメラ側で設定するのは面倒ですからね。

AF/MFスイッチがレンズ側に付いているのは個人的には地味に嬉しいです。特に単焦点レンズではピントを追い込みたいことが多いため、MFの使用頻度は多くなります。こちらも都度都度カメラで操作するのは煩わしいので便利です。

 

 

LEICA DG NOCTICRON 42.5mm F1.2のスペック

基本スペックは以下の通り。

価格約123,000円
焦点距離42.5mm(35mm換算 85mm)
F値F1.2
最短焦点距離0.5m
レンズ構成11群14枚
絞り羽根9枚
フィルター径67mm
手振れ補正あり
長さ76.8mm
重さ425g

後ほど作例を載せますが、9枚羽根の円形絞りから写し出されるボケ感は非常に綺麗です。F1.2と非常に明るく、手振れ補正もついているレンズなのでマイクロフォーサーズとはいえ、コンパクトに作られたレンズのように思います。

 

 

 

作例とレビュー

それでは作例を載せながらレンズについて感じたことをつらつらと書いていこうと思います。

まず最初に触れたいのはボケ感の綺麗さ。さすがLeicaの厳しい光学基準をクリアしただけあって被写体の立体感と柔らかいボケ感が非常に美しいです。

前ボケも試してみました。ズームレンズでは前ボケがボソボソとなってしまい乱れてしまうのですが、そんなことは全く起きません。シャープな部分からのなだらかな自然なボケ感はクセになってしまいます。

このレンズを使っているとスナップでもボケを活かした写真が増えていくことでしょう。

 

最近多くなってきた電車も撮ってみました。驚いたのはその解像度です。

GH5M2は2177万画素ですが、この数字が嘘なんじゃないかと思うくらいにこのレンズはよく解像します。特に遠景の解像度は非常に高いので中望遠でありながら、クロップ前提で望遠レンズのような使い方も可能です。

ブログに載せている時点で圧縮されてしまっていますが、ちょっと絞って撮影したこの写真では手前のタクシーと人から奥の電車とビルまでピントがあっているかのように写ります。

これはセンサーが小さいマイクロフォーサーズという恩恵を受けていることもありますが、ピント部ではなくてもここまで解像してくれるのであればスナップ。風景、ポートレートでもなんでも使えると確信しました。

 

マイクロフォーサーズは暗所に弱いという印象を持っている方も多いかと思いますが、このレンズはその先入観を吹き飛ばしてくれます。

絞り開放でもしっかりと解像してくれるので、F1.2という明るさを存分に発揮することができます。

僕はマイクロフォーサーズで夜景撮影はまだしも、夜スナップなんて無理だろうと思っていましたが使えば使うほどに思い込みだということに気付かれていきます。

LUMIXの特有の色味と夜のネオンが相まってむしろ絶妙な雰囲気になります。大した編集もせずにここまでの雰囲気を出してくれるので夜のレンズとして使っていくのも全然ありでしょう。

 

撮影のサポート体制も申し分ありません。

AFは高速かつ精度が高いためここという瞬間を逃すことはまずありません。特にシルエット等の被写体が黒い場合でも迷わずにしっかりとフォーカスしてくれます。

高速AFだけでなく、ここにさらに強力な手振れ補正が付いています。レンズには絞りリングとAF/MF切り替えスイッチも付いています。ここまでの撮影体制を作っているのだから、もうレンズのせいにはできません。

あとはいい写真を撮ってきてください!とレンズに言われているかのような気持ちになります。当然その分燃えます。

 

他の作例

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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最後に

以上、LEICA DG NOCTICRON 42.5mm F1.2 ASPH. POWER O.I.S.でした。

スペックや写りも非常に満足していますが、なによりLeicaに認められ、LEICAの名が刻まれたレンズを使って撮影してくのは気分がいいです。写りも大事ですが、使っていて気分が上がるかも機材には重要ですからね。

 

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