「もっと写真の魅力を伝えたい」と思い、様々なフォトグラファー様の写真や活動を紹介していくこのコンテンツ。フォトグラファー様の愛用カメラ、レンズ等の機材だけでなく撮影時に大事にしていることやこだわりを紹介。
今回はスナップも風景もポートレートもなんでもクオリティ高い写真を量産する「中瀬 雄登」さんについて紹介させていただきます。
中瀬 雄登
● 性別:男
● 年齢:33歳
● Webサイト:Nippon Photo Net
● Twitter:@YutoPhotography
● Instagram:@YutoPhotography
撮影機材
カメラ:SONY α7Ⅱ
レンズ:
・SONY FE 24-105mm F4 G OSS
・SONY FE 24mm F1.4 GM
人生のベスト3ショットとこだわり
東京スカイツリーと花火
自分の写真人生が大きく変わるきっかけとなった1枚です。
撮影は2014年でしたが、当時は隅田川花火を東京スカイツリーと絡めた写真というのはほとんどありませんでした。
当日は、折り畳み自転車で台東区や荒川区をかけめぐって撮影ポイントを探し回りました。Googleマップとも照らし合わせながら、東京スカイツリーと花火がいい感じに収まりそうな場所を見つける旅です。
半日探し回った結果「汐入公園」というところで撮影したのがこちらです!
東京カメラ部写真展2015で日本の47枚 東京枠として選出され、渋谷ヒカリエにて展示されることとなったこの写真は多くの方々に見ていただけました。
ここから自分の写真人生は趣味から本業へとじわじわシフトしていくようになりました。
霧に包まれた那智の滝
風景写真は撮影時の気象条件が大切です。
基本的には晴れた日の早朝や夕方の撮影が多いのですが…この写真は大雨の日を狙って撮影にいきました。那智の滝付近は、雨雲がたまりやすく、雲に包まれた三重塔と滝が幻想的になります。
誰もいない那智の滝で、自分もカメラもびしょ濡れになりながら、夜明け前から場所探しをして撮影。
撮った瞬間から理想形にほぼ仕上がっていたので、ショーシャンクポーズをしながら、めちゃくちゃ喜んだのを覚えています。
ぽつんと夜景
僕の出身は三重県です。何気に良いところが多いとはいえ、被写体が少し少なめ笑
そんな中、日頃から撮影を楽しめる被写体はないかなと探していたところ、見つけたのが「ぽつんと夜景」で。周りは暗いのですが、一軒だけ電気がついています。
ちょっと物語感があっていいなと感じました。写真というより、イラストや絵画のイメージで作り上げた作品で、照明の色を暖色に変えたりしています。
写真を撮る時に大事にしていること
「自分が撮りたいイメージ」を大事にしています。
イメージさえ持っていれば漠然と撮ることは減ります。言い方を変えると、どんな撮り方をすれば良いかというのがわかります。
たとえば、風景写真を撮りたい場合にイメージがあると、この場所はどんな天気でどの時間帯が良いのかということが逆算できます。
ぽつんと夜景も完成形がイメージできていれば、撮影条件とレタッチでどのくらい明るさや色味を調整するかというのが逆算できます。
ポートレートもイメージさえあれば、どんな構図でどんな光環境でというのが逆算できますよね。
もちろん、ある程度の知識や経験が増えてきたからこそできることです。逆に今でも漠然と撮ることで思わぬ収穫があったりするので、イメージと漠然と撮ることを両立させていきたいですね。
フォトグラファーを募集します
あなたの写真と活動を公開してみませんか?
『フォトグラファーを紹介します。』では、皆さんからの写真と活動を募集します!