こんにちは。Nocchi(のっち)です。
AdobeのLightroomが2021年6月にバージョンアップが行われて、いくつかの新機能の追加と機能強化が実施されました。
その中でも特徴的な機能が「プレミアムプリセット」です。
今回はプレミアムプリセットの使い方と効果について解説していきます。
Lightroomをまだインストールしていない方へ
今回の方法はAdobe Lightroomを使うことを前提に解説しています。まだLightroomをインストールしていない方は↓のボタンからインストールが可能です。
Lightroomのインストールから始め方については以下の記事で解説しているので気になる方はご覧ください。
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プレミアムプリセットとは
もともとLightroomにはプリセット機能というものがあり、露光量やハイライト、色味などのLightroomのパラメータを保存することで、ワンクリックで保存された効果を再現することができる機能がありました。
新たに追加されたプレミアムプリセットとは、プロの写真家の協力を得た業界標準の品質のプリセットになります。プロの写真家が考えたプリセットを誰でも簡単に使えるようになったということです。
また、このプレミアムプリセットは、ポートレート、ヴィンテージ、旅行などさまざまなシチュエーション別に使うことができるプリセットが用意されています。
こんにちは、Nocchi(のっち)です。Lightroomのプリセットという機能をご存知でしょうか。プリセットとはパラメータを保存したもので、ワンクリックで過去のレタッチや憧れのフォトグラファーのレタッチを再現することができる機能で[…]
プレミアムプリセットの使い方
プレミアムプリセットを使うには、まずLightroomを起動してプリセットを適用したい写真を選択します。
右上のオレンジ枠で囲んでいる「プリセット」という部分をクリックします。
プレミアムプリセットのラインナップ
プリセットを選択すると以下のカテゴリー別にプリセットが表示されます。
ポートレート:中間の肌
ポートレート:明るい肌
スタイル:ヴィンテージ
スタイル:シネマティック
スタイル:フューチャリスティック
テーマ:旅行
ポートレートの場合は肌のトーン別に3つのカテゴリーが用意されていますが、まずは「ポートレート:濃い肌」の中身を見てみます。
PD01 イエローからPD05 オレンジまで合計で15種類のプリセットが準備されています。
シネマティックという映画風の雰囲気に仕上げるプリセットはCN01からCN10まで10種類のプリセットが用意されていることがわかります。
ちなみに今のところはプレミアムプリセットは合計で79種類のラインナップとなっています。
プレミアムプリセットの適用
プレミアムプリセットを適用するには適用したいプリセットをクリックするだけ。
ちなみにプリセット上にカーソルを合わせるだけで適用後のプレビューを表示することができます。写真を着せ替える感覚で直感的に操作することができます。
今回はPD04 オレンジを適用してオレンジが強調されたメリハリのある雰囲気にしてみました。
プレミアムプリセット適用前後比較
他にもいくつかプレミアムプリセットを適用してみたので、いくつか比較して見てみましょう。
左がプレミアムプリセット使用前、右が使用後。真ん中のスライダーを左右に振ることで隅まで加工前後の比較をすることができます。
まずはフューチャリスティックのFT11
雨の冷めた雰囲気とコントラストの効いた個人的に好みの仕上がりになりました。
次に旅行のTR07
モノクロの表現になり、カラーで見るよりも横断歩道の白と黒のコントラストが強調されました。
そしてヴィンテージのVN08
彩度低めで若干緑被りさせることでアーティスティックな色味にすることができました。
最後に
元々Adobeからクリエイティブという名のプリセットが用意されていましたが、あまり汎用的でなくわざとらしい色味をしているものが多かった気がします。
今回追加されたプレミアムプリセットは汎用的にも使えるし、なにより種類が多い。写真のレタッチがめんどくさいという方はプレミアムプリセットをぽちっと適用するのも全然いいと思います。
これからどんどん種類が増えていくみたいなので楽しみですね。
僕がLightroomやレタッチの勉強に使用した本を紹介しておきます。
Lightroom カラー作品を仕上げるRAW現像テクニック