「もっと写真の魅力を伝えたい」と思い、様々なフォトグラファー様の写真や活動を紹介していくこのコンテンツ。フォトグラファー様の愛用カメラ、レンズ等の機材だけでなく撮影時に大事にしていることやこだわりを紹介。
今回は美しい星景写真を撮る「hirography_321」さんについて紹介させていただきます。
hirography_321
撮影機材
カメラ:Nikon d810A
レンズ:Nikkor 14-24 f2.8
人生のベスト3ショットとこだわり
又兵衛桜・天の川
星景写真を真剣にはじめる前から憧れていた又兵衛桜×天の川。
今年の春、念願が叶いました。現地は思ったり光害が多く天の川が薄かったので、現像で炙り出すのに苦労しました。地上景も別撮りしていますが、色んな方のライトの嵐で…(笑)いいショットを探すのが大変でした。
その場にいた人はおそらく200人くらい。個性のある1枚にしたくて少し望遠気味の40mmで撮影しました。
ホタル・天の川
ホタル×天の川の撮影は今年のテーマでした。
ホタルの撮影場所を知らなかったので飛ぶ河川を調べ、その中で天の川が見える方角が抜けてる場所をgooglemapで探す。そして現地の下見と天の川の方角確認。何気ない努力で撮影できた写真の1つです。
撮影した枚数は1構図で300ほど。その中で特徴的な光跡を放ったホタルのshotだけを抽出し比較明。今までの現像で1番時間をかけた1枚です。
火球・天の川
火球を捉えるのは星景撮りはじめてからの夢。ようやくそれが叶いました。
撮影日当日は曇りの予報だったので大台ケ原山頂には僕だけ。ですが予報を裏切り空は一晩中快晴でした。そんな夜に火球、普段は雨男なのにこの日はラッキーでした(笑)
ちなみにこの写真は大台ケ原の木道で一番好きな構図。ここに火球が流れてくれてほんと幸せでした。
写真を撮る時に大事にしていること
撮影データの質です。星景写真はRAW現像ありきなので質の高いデータを残せるよう努力してます。
星にちゃんとピントが合ってるか、白飛び黒つぶれしていないか、ダークフレームを撮り忘れない、コンポジットするための枚数、前景の別撮り…etc 注意することは多いです。いつも1構図あたり30分ほど時間をかけて撮影するようにしてます。
星景写真はその性質上他の写真よりやることが多いですが、仕上がったときにはすごく達成感に満ちます。僕の写真を見て皆さんが星景写真に少しでも興味を持ってくだされば嬉しく思います。
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