こんにちは、Nocchi(のっち)です。
これは神レンズ。
TAMRONから発売されているSONY Eマウント用のレンズである28-75mm F2.8 Di III RXD。僕はα7Ⅲで写真を撮るときはほとんどこのレンズを使っているのですが、かなり使いやすく、レンズとしてのクオリティもとても高いように感じています。
今回は魅力あふれるこのレンズについて気に入ってる点や、作例を交えながらレビューしていきます。
28-75mm F/2.8 Di III RXD
こちらが2018年5月14日に発売されたSONY Eマウントレンズ「28-75mm F/2.8 Di III RXD」
開放F2.8固定の大口径ズームレンズで所謂大三元レンズに属するレンズでもあり、重量550g、フィルター径67mmと軽量コンパクトに仕上がっています。
AFには高速・高精度と静粛性を両立すると言われているステッピングモーターユニットであるRXD(Rapid eXtra-silent stepping Drive)を採用しているため、写真でも動画でも様々なシチュエーションにも対応できるレンズともなっています。
さらにはSONY製 Eマウントカメラのカメラ内レンズ補正、ファストハイブリッドAF、瞳AF、ダイレクトマニュアルフォーカスなどにも対応しています。
28-75mm F/2.8 Di III RXDのスペック
まず28-75mm F/2.8 Di III RXDのスペックを見ていきましょう。
価格 | 約85,000円 |
焦点距離 | 28-75mm |
レンズ構成 | 12群15枚 |
F値 | F2.8 |
最短焦点距離 | ワイド端:0.19m テレ端:0.39m |
絞り羽根 | 9枚 |
フィルター径 | 67mm |
手振れ補正 | × |
長さ | 117.8mm |
重さ | 550g |
目を見張るポイントはやはり28-75mmの標準域という使いやすい画角でズーム可能であること、そしてF2.8通しであるということ。このスペックに加えて550gという軽さで持ち運ぶことができるレンズでもあるのが最大の特徴です。
そして地味に嬉しいのが、フィルター径が67mmであるということ。TAMRONからSONYのEマウント用に他にも17-28mmの広角レンズ、70-180mmの望遠レンズにもレンズを作っているのですが、どのレンズもフィルター径は67mmとなっています。同じフィルター径ということでPLフィルターやNDフィルターも使い回すことができ、コストの削減にも繋がるのも嬉しいところです。
レンズ構成は常低分散レンズや複合非球面レンズも含む12群15枚で美しいボケ感と高画質の両立を実現しています。
最短撮影距離は広角端で0.19m、望遠端で0.39mと被写体に寄って撮影することもできるので、まさに抜け目のない何でも撮れるレンズに仕上がっています。
28-75mm F/2.8 Di III RXDの外観
続いてレンズの外観について
タムロンらしいマットな質感でサラサラとしていて触り心地は最高。
レンズについているのはピントリングとズームリングのみです。タムロンのレンズはピントリングとズームリングの位置がSONY純正のレンズとは逆に配置されているため、ここは慣れが必要。ちなみに僕は2、3回使ったらすぐに慣れたのでそんなに気になるところでもないと思います。
持ってみても軽すぎず重すぎず適度な重さ。ただこのスペックということを考えると550gは本当に軽く感じます。
ズームリングをまわすと筒がぐぐぐっと伸びます。インナーズームがよかったなぁと思いながらも筒が伸びてもおもちゃ感が出ない高級感があっていいです。
ズームリングもピントリングはまわすとぬるっと動くので、微調整がしやすくピント合わせもしやすいです。
左からTAMRON 17-28mm F2.8(広角)、TAMRON 28-75mm F2.8(標準)、TAMRON 70-180mm F2.8(望遠)
他のタムロン製の大三元レンズとサイズ感を比較するとこんな感じです。広角レンズよりも長いなですが直径はほぼ同じため、TAMRON 28-75mm F2.8のほうがスマートな見た目です。
TAMRON 17-28mm F2.8 Di III RXD(Model A046)
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SONY α7Ⅲに装着
α7Ⅲに装着するとこんな感じです。ちょっとレンズが大きんじゃ?と思うかもしれませんが、大三元のズームレンズと考えるとむしろ少しコンパクトなサイズ。
α7Ⅲが565g。レンズが550gで約1.1kg。持ってみるとカメラとレンズのバランスも適度で程よく撮影しやすいボディバランスです。
28-75mm F/2.8 Di III RXDの良かったところ
それではこのレンズを使ってみて良かったと思った点を紹介していきます。
バランスが絶妙
これに尽きるんですが、全てのバランスが取れていて完成度の高いレンズだと感じさせられます。
レンズ自体も軽すぎず、重すぎず。写りもSONY純正のGMレンズと言われる最高峰のレンズほどの描写力まではないですが、キリッと写ってしっかりと解像します。
標準域ということもあり、レンズも軽いほうなので様々なシチェーションで万能に使えるのがこのレンズの最大の魅力なんだと使いながら改めて感じさせられました。
コスパがめちゃめちゃいい
SONYの純正である大三元レンズ SONY FE 24-70mm F2.8 GM (SEL2470GM)だと価格は20万円以上します。
ほぼ同じ焦点距離の同じくF2.8通しのレンズであるにもかかわらず、本レンズは85,000円ほど。もちろんSONY FE 24-70mm F2.8 GM (SEL2470GM)のほうが画質がよかったり、AFの効き具合が良かったりと優れているポイントはあるのですが、このスペックで85,000円はかなり安いです。
ボケが綺麗
正直サードパーティー製のズームレンズであることからあまり期待していなかったボケ感ですが、これがたまげるくらい綺麗にボケます。
絞り羽根9枚ということもあり玉ボケも綺麗な円を描きながら綺麗にボケます。望遠単であればボケ量の大きくできるので一眼カメラの最大の魅力といってもいいボケを存分に楽しめるレンズです。
寄れることの表現の幅
被写体に寄れるって素晴らしいです。
水族館の水槽では魚の数が多いため、寄れないとごちゃごちゃしてしまい、何が主題か分かりにくいのですが、寄れることで一匹にフォーカスできるためはっきりとした分かりやすい写真を撮ることができます。
他にもテーブルフォトやポートレートにおいても寄れることで撮影がスムーズに行えるので寄れることのメリットは大きいです。
28-75mm F/2.8 Di III RXDの作例
それでは他に撮った作例を載せていきますので、参考にしてみてください。
これは紛れもない神レンズ
これは神レンズだ。と僕は言い続けています。
描写力とAFの優秀さ、F2.8通しという明るさも兼ね備えているため、どんなシチュエーションでも使うことができるだけでなく、さらに軽い。そして安い。ちょっと出掛けたいときでも、旅行でもこれ一本持っておけば間違いない。
これからSONYのミラーレスカメラを買おうと思っている方には、必ずこのレンズを勧めているくらいにこのレンズは神レンズです。
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