こんにちは、Nocchi(のっち)です。
タムロンから発売されているSONY Eマウント用のレンズであるTAMRON 17-28mm F2.8 Di III RXD。
焦点距離17-28mmという広角レンズの部類で、それでいてなおかつF2.8通しのレンズ。いわゆる大三元レンズの一つです。Eマウントユーザーの方で広角レンズを気になっている方がいたとしたら、僕はこのレンズをおすすめします。
今回は魅力が詰まっているこのレンズを使ってみて良かった点や、作例を交えながらレビューしていきます。
TAMRON 17-28mm F2.8 Di III RXD
2019年7月25に発売されたSONY Eマウントレンズの17-28mm F/2.8 Di III RXD(Model A046)
フィルター径67mm、長さ99mm、重量420gと小型軽量の35mmフルサイズ対応の大口径広角ズームレンズです。既に発売されている28-75mm F/2.8 Di III RXDよりも小型軽量となっています。
フィルター径67mmも共通されているためPLフィルター、NDフィルターなどを共用できるためコストカットできるのも嬉しいポイントです。
AFはステッピングモーターユニットRXDを採用しています。高速・精密のため動画撮影時に駆動音が記録される心配もありません。さらにはSONYのカメラの手ブレ補正機構やレンズ補正機能を利用可能となっています。
17-28mm F2.8 Di III RXDのスペック
まずスペックからチェックしていきましょう。
価格 | 約100,000円 |
焦点距離 | 17-28mm |
レンズ構成 | 11群13枚 |
F値 | F2.8~ |
最短焦点距離 | ワイド端:0.19m テレ端:0.26m |
絞り羽根 | 9枚 |
フィルター径 | 67mm |
手振れ補正 | × |
長さ | 99mm |
重さ | 420g |
まず全長が99mm、重さが420gとかなりコンパクトで持ち運びやすいということがポイント。フルサイズ対応のレンズは大きくなりがちなんですが、このレンズはズームレンズにしては本当に軽くて小さい。
レンズ構成は非球面3枚を含む11群13枚。蛍石に近い特性だというXLDレンズや、反射防止効果の高いBBARコーティングの採用を特徴としています。
フィルター径が67mm。TAMRONからSONYのEマウント用に他にも28-75mmの標準レンズ、70-180mmの望遠レンズが発売されていますが、どのレンズもフィルター径は67mmであるため、フィルター径が同じだとNDやPLフィルターも使い回せるため利便性が高いです。
TAMRON 28-75mm F2.8 Di III RXD(Model A036)
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TAMRON 70-180mm F/2.8 Di III VXD(Model A056)
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17-28mm F2.8 Di III RXDの外観
次にレンズの外観を見ていきましょう。
前述の通り、やはり小さくて非常にコンパクト。
質感はぬるっとしたマットな手触りで気持ちいいです。
このレンズはインナーズームを採用しているため、焦点距離をMAXまでズームリングを回しても筒が伸びません。僕は筒が伸びてくるタイプはどうしてもおもちゃっぽく感じてしまうので、インナーズームは非常にポイントが高い。
またTAMRONのレンズはピントリングとズームリングの位置がSONY純正のレンズとは逆に配置されているため違和感があるはありますが、使っていると慣れてきます。
左からTAMRON 17-28mm F2.8(広角)、TAMRON 28-75mm F2.8(標準)、TAMRON 70-180mm F2.8(望遠)を3本並べてみたときのサイズ感はこのような感じです。
本レンズが最もコンパクトにまとまっています。
SONY α7Ⅲに装着
α7Ⅲに装着するとこんな感じ。α7Ⅲフルサイズのカメラの中ではかなりコンパクトに作られているため、このレンズを付けるとスマートな出で立ちになります。
持ってみるとその軽さを実感することができます。
本当にこれが大三元レンズを付けたフルサイズのカメラなのか疑問に思うほどに軽い。そして見た目もサイズ感もコンパクトにまとまっているので、このセットでふらっと散歩したり、スナップ撮影できそうです。
17-28mm F2.8 Di III RXDの良かった点
実際にこのレンズを撮影に使ってみて感じた良かった点を挙げていきます。
広角ズームとは思えない軽さ
カメラにつけて初めてわかるそのコンパクトさ。α7Ⅲが565g、このレンズが420gなので合わせても1kgいきません。どうしてもフルサイズ機を使うときは重さが気になって億劫になってしまうこともあるので、このサイズ感はそんな僕の心を軽くしてくれます。
コンパクトだと持ち運び時のストレス軽減にも繋がりますが、撮影時のテンポアップにも繋がるので軽いのは正義です。
写りも文句なし
肝心の写りはと言うと端から端までしっかりとディテールを残してくれる描写力を持っています。広角端で撮影しても歪みも気にならず、質感や色味も鮮明に写してくれます。
焦点距離が絶妙
17-28mmという焦点距離で、気になるのがワイド端である17mm
広角は最低16mmは欲しいという声もありますが、17mmでも十分広角にダイナミックに撮ることができます。使っている中で今のところ、「あと1mmあれば!」と困ったことはないです。
17-28mm F2.8 Di III RXDの作例
最後にこのレンズで撮った作例を載せてお別れです。全て現像済みですが、参考までにご覧ください。
このレンズはかなり被写体に寄れるのでダイナミックな写真も撮ることができます。ペットや赤ちゃんの鼻先や目にピントを合わせて撮ってみてもかわいいかも
室内の展示の撮影には非常に適しています。被写体の情報量が多ければ多いほど密度の濃い写真に仕上げることができます。
風景写真においてもなんら問題なく鮮明に撮ることができます。
広角レンズは写真に奥行き感をもたせることも出来るので、シャッターを切っててとても楽しくやみつきになります。
手持ちでもこれくらい撮れるので明るいレンズというのはそれだけで価値があります。
大三元レンズということもあり、夜景撮影も星空撮影もなんのその。
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