「もっと写真の魅力を伝えたい」と思い、フォトグラファー様の写真と活動を紹介していくこのコンテンツ
フォトグラファー様の愛用カメラ、レンズだけでなく、撮影時に大事にしていることも紹介していきます。
今回はRyokoさんを紹介します。
Ryoko
撮影機材
カメラ:
・Nikon D810
・Nikon 24-70mm
人生のベスト3ショットとこだわり
会場にするか俯瞰にするかで迷ったのですが、初めての長岡花火大会ということもあり、端から端までカメラに収めたい!と俯瞰で撮影することにしました。
撮影ポイントが会場から約8km程離れており、花火がどの程度の大きさで上がるか分からなかったので、片方の三脚には標準レンズ、もう片方には望遠レンズをセットし、二台体制で撮影しました。
空と手前の空間を広めに取り、花火の大きさと観覧者数を強調させました。マジックアワーをバックに上がる花火は、夜空とはまた違った雰囲気で感動しました。
停車中に撮影したものに、軽く走り出してから構図外に出るまでのものを1枚重ね、更にその上に花桃の色を出すために日没後の“薄っすらと辺りが見えるくらい”の時間帯に撮影したものを比較明合成させています。
一枚撮りでも撮れなくはないですが、露出オーバーになりやすくノイズも出やすいので今回はこの方法を選びました。夢の中のような不思議な雰囲気がお気に入りです。
ずっと見たかった冬の庄川峡と遊覧船の組み合わせ。枝に積もった雪が融けないように午前中の一番早いダイヤに合わせて移動しました。
見渡す限りの銀世界に、奥の赤い橋がとても印象的でした。最初にこの景色を目にしたときの感動は今でも忘れられません。
遊覧船や雲の動きを出すためシャッターを切るタイミングにもこだわり、現像時も雪の柔らかな白さを表現するために色温度などを細かく調整しました。