こんにちは、Nocchi(のっち)です。
デジタル一眼レフカメラやミラーレス一眼を購入しようとしている方で、レンズキットをセットで購入しようと思っていませんか?
確かにレンズセットで買うとお得にカメラとレンズを手に入れることができるのですが、そのお得さに惹かれて買おうとしているレンズについてちゃんと調べましたか?
買う前に知っていただきたいことがあるので、キットレンズを買う前にこの記事を読んでキットレンズについての理解を深めていただければと思います。
そもそもどんなレンズがあるの?
一眼カメラを購入しようとしている方ならもうお分かりかと思いますが、一眼カメラはレンズを取り外し、取り付けができるので色んなレンズを駆使して豊富なジャンルの写真を撮ることができます。
・標準レンズ
・望遠レンズ
・広角レンズ
・単焦点レンズ
・マクロレンズ
・魚眼レンズ
・etc…
このようにレンズの種類を大きくわけただけでもこんなにも種類があり、さらにその中から各メーカーからたくさんの種類のレンズが販売されています。
そんな中から一本目のレンズを選ぶわけです。意味わからないし、難しいですよね。
ということで、カメラメーカーからレンズキットというカメラと一緒に買うとお得なレンズが用意されているわけです。
ということで、今回はレンズキットについてと、最初に買うレンズはどのレンズがいいかを紹介していきます。
レンズキットとは
レンズキットは一眼カメラを購入する際にメーカーがセットで販売しているレンズのことです。
例えば僕が使っているSONYのα7Ⅲだと「FE 28-70mm F3.5-5.6 OSS」というレンズがキットレンズにあたります。
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特に注視すべき項目は焦点距離と開放絞り値(F値)
・焦点距離:28-70mm
・開放絞り値(F値):F3.5-5.6
焦点距離
焦点距離はレンズの画角を決めるものです。
画角というのは写真に映り込む範囲のことで、焦点距離が長いほど画角は狭く(望遠に)、短いほど広く(広角に)なります。
ズームすることで28-70mm間の焦点距離を変更することができるレンズになり、オールマイティな焦点距離で撮影することができる標準ズームレンズと呼ばれるレンジになります。
そしてどのカメラメーカーもレンズキットは標準ズームレンズを用意していることが多いです。
開放絞り値(F値)
開放絞り値(F値)とは、背景をどれだけボカすかを決めるものです。
開放絞り値(F値)が小さければ小さいほどボケを大きくできて、開放絞り値(F値)が大きいとボケにくくなります。
焦点距離が28mmのときはF3.5、ズームして焦点距離が70mmのときはF5.6に変化するという意味です。
ズームするとボケにくくなりますよと思っていただけるとわかりやすいかと思います。
レンズキットは便利だけど、、気をつけておきたい点
他のカメラメーカーも大体このくらいのスペックをキットレンズを販売しています。
標準ズームレンズはどんなシチュエーションでも使えて便利なレンズです。
しかし、、注意しておきたい点として”開放絞り(F値):F3.5-5.6“に注目してください!
このF3.5という数字なのですが、、率直にいうとボケにくいんです。
世の中のレンズにはF1.4,F1.8,F2.8といったこのレンズよりもF値が小さく、ボケるレンズがたくさん用意されています。
このF3.5という数字は、今時のスマートフォンのポートレート撮影よりボケないのです。
一眼カメラを使うならボケ感がほしい
一眼カメラの最大の特徴は綺麗なボケ感であると思っていて、これはスマートフォンでは中々味わうことができないんじゃないかと思います。
せっかく高いお金で一眼カメラを買うのであれば、この一眼カメラ独特のとろっと溶けるようなボケ感を味わっていただきたい!
そんなボケ感を味わいたいという方に最初のレンズとしておすすめしたいレンズは単焦点レンズです。
単焦点レンズとは
単焦点レンズとは焦点距離(画角)が固定されていてズームできないレンズのことを言います。
まずズームできないレンズって聞くととても使いにくい印象を抱くのではないかと思います。
確かに私も最初に単焦点レンズの存在を知ったときはそう思いましたが、実はいいこともあるんです。
・開放絞り値(F値)の小さいレンズが多い
・画角や遠近感を自分の感覚として掴める
開放絞り値(F値)の小さいレンズが多い
開放絞り値(F値)の小さいということは、背景がボケやすい写真を撮ることができます。
キットレンズではF3.5でしたが、単焦点レンズではF1.8といったF値の小さく、よくボケるレンズが多数存在します。それでは実際にF3.5とF1.8で撮ったときのボケ感の違いを比較して見ていただきます。
キットレンズ F3.5で撮影
単焦点レンズ F1.8で撮影
人形の後ろの木を見ると、まったくボケ具合が違うことがわかると思います。
単焦点で撮影したほうが圧倒的にボケていてボケ感も綺麗ですよね。このようにレンズ一つでこんなにもボケ感に違いがでてくるのです。
画角や遠近感を自分の感覚として掴める
単焦点レンズはズームができないと聞くと、どうしても不便と感じてしまうかもしれません。私も最初に単焦点レンズの存在を知った時はそう思いました。
ですが、ズームできないことの裏にはカメラ上達のヒントがたくさん詰まっていました。
ズームができない分、自分で動いて足で被写体との距離感を測るこでき、繰り返していくことで、写真の画角や遠近感を自分の感覚を掴むことができます。
限られた条件の中で、自分で考えて自分で動いて撮影することで得るものがたくさんあり、ズームレンズで撮影するよりも確実に写真が上達します。
カメラは知識も重要ですが、それ以上に経験と技術が非常に重要なのです。単焦点レンズはそういった経験や技術をより磨くことができるレンズなのです。
一本目のレンズとして単焦点レンズはおすすめ
単焦点レンズは画角、遠近感、ボケ感を自分でコントロールして養うことができるレンズなのです。
気になる価格ですが、各メーカーで必ず一本は撒き餌レンズといわれる、1万~2万円代の単焦点レンズが用意されています。
SONYのフルサイズであればこんな単焦点レンズが用意されています。
FE 50mm F1.8
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レンズキットで買うのと、ボディと単焦点レンズを一本単品で買うのでは合計金額はさほど変わりません。
むしろ、ボディと単焦点レンズを一本単品で買う方が安いなんてこともあります。
レンズキットを買う場合とさほど値段も変わらず、よりボカした写真を撮ることができるので僕は一本目に単焦点レンズを買うことをおすすめします。
購入前に使ってみたいという方にはレンタルがおすすめ
気になるレンズはあるけどいきなり大金を払って購入するのは気が引けるという方にはカメラレンタルサービスがおすすめです。
その中で特におすすめなのが「GooPass」というサービスです。「GooPass」は一生分の機材を”今”手に入れるをコンセプトに自分の好みに入れ替えて組み合わせられる月額制カメラ機材の入れ替え放題サービスです。
購入のハードルが高いという方は「GooPass」を使って気になるレンズをたくさん使いましょう。
実際にGooPassを利用してみた感想や具体的な使い方については以下の記事に書いているので、参考にしてみてください。
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最後に
僕も最初はズームできない単焦点レンズなんて、、って敬遠していましたが、いざ使ってみるととろっと溶けるようなボケ感に魅了されてしまい、今で単焦点レンズの撮影が楽しすぎて大好きになってしまいました。
最初のレンズはボケを存分に楽しめるレンズにすることで、カメラや写真の楽しさが一番伝わるんじゃないかなと思っているので単焦点レンズをおすすめします!
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